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ラグビー元日本代表主将が植え付けた“日本魂”「みんなで君が代を歌うことから―」

15年W杯で話題になったモチベーションビデオの製作者が菊谷氏

 社会現象にもなった15年のW杯では、グラウンド外の様々なことが話題になった。試合前に選手が鑑賞したというモチベーションビデオもその一つだ。その映像を作った張本人が実は菊谷氏だった。意外と知られていない当時の“裏側”を明かしてくれた。

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「最初に広瀬から『思いを伝えられるようなものはありませんか?』とトップリーグの選手会にオファーが来て、まずは元代表の選手を中心にビデオを撮りましょうという話になりました。それを編集せずに(広瀬に)送ったんですけど、みんな忙しいし、『これ誰が編集するの?』って話になって。じゃあ、つなげておくよって、ただそれだけです(笑)最初はそれで良かったんですが、そうしたら広瀬から『キクさんあれ、めっちゃよかったですよ!』。だから次の試合も見せたいと、逆にオファーが来たんです。でも期待には応えたいから、次はデータ集めから。最後は選手の今までの写真をつなげて送って、“もうネタ切れや……”と(笑)。色々な選手に携帯で送ってもらって、それをつないでいく。最後は大変でしたね」

 本人は恐縮するが、菊谷氏の献身的な編集作業の甲斐もあって、日本は快進撃を続けた。そこに至るまでの過程のほとんどに携わっていた菊谷氏にとっては、決して奇跡ではなかった。

「その過程に携わっていたので、最後の、ラスト1年でハードなことをして、今まで(の結果)と一緒なはずがないですからね。それくらいのハードワークを全員がしていましたからね」

 菊谷氏自身は、2014年を最後に桜のジャージを脱いだ。W杯の1年前。もう一度、あの大舞台に立ちたいと思わなかったのだろうか。そしてなぜ代表を離れる決断に至ったのか。

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