「心の底から、もう一度」― 7年ぶり60台を記録した堀奈津佳へ、妹・琴音が残した言葉
18日からの「Tポイント×ENEOSゴルフ」にも姉妹で出場
ゴルフは楽しいが、苦しい。一般ゴルファーも不調が続いて、クラブを置く人がいる。
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かつて取材した川岸良兼は「米ツアーの試合でダウンスイングの仕方が分からなくなり、固まってしまった」と明かした。プロテストを目指すある女子選手は「2次予選の最終ホールでティーショットを右側の池に入れ、1打足りずに不通過でした。それから大事な場面では、同じプッシュのミスが出ます」と話していた。闇に入ったまま、第一線を退いたプロもいる。
だが、琴音がそうであるように、苦しみの中で得た「自信」の積み重ねで、復活したプロも少なくない。
会見で琴音はこうも言った。「姉は来週(Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント)も出場するし、楽しみにしています」。指導を受けるコーチ、ゴルフスタイルは違い、姉の状況を「気軽にコメントできない」ことも理解できる。ただ、自身の姿を見せながら、姉の復活を待っていることは分かった。7年ぶりの60台は大きなプラス材料。これを機に奈津佳の未来が明るくなり、姉妹で喜びあえる日が来ることを期待する。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)