年間100件の社会貢献活動 Bリーグ王者・千葉ジェッツが「JETS ASSIST」に懸ける思い
チーム内で確立された社会貢献の意識、独自で動く選手も
それは選手たちも同じ気持ちで、JETS ASSISTが始まって以来、チーム内で社会貢献の姿勢が確立された。船橋市出身で15年から在籍する原修太は、自身で「ハラの輪プロジェクト」を立ち上げ、長期療養中の子供たちとのオンライン交流会やバスケットボールプレゼント企画などを実施してきた。千葉ジェッツふなばしとしても、原の活動をJETS ASSISTの一環として支援。影響を受けた他の選手からは「自分も何かやってみたい」という声が上がっているという。
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「きっかけは僕自身が、(18年夏に国の指定する難病の)潰瘍性大腸炎を患い、長期の入院生活をしたことでした。その際に同じ病気や似た病気の人に勇気をもらったので、『今度は自分が』という思いがあり、芳賀さんと一緒にオンライン交流会をしたり、特別支援学校に行っています。子供たちにはいつも『元気を与えたい』と思っていますけど、全員が元気過ぎて、逆に元気をもらっています。あとは、僕自身が活躍することが、子供たちに勇気を与えると思っています。その意識が、今のいい結果に繋がっていると感じています」(原)
ベテランの大宮宏正も、社会貢献活動に高い意識を持つ1人だ。
「養護施設への訪問は、千葉ジェッツふなばしに来る前から続けていますが、個人の力では大きくならないものが、JETS ASSISTによって広がっていくことがありがたいです。そして、活動に興味を持ってくれる人々が増えることで、世の中が優しくなっていく。それが嬉しいです」(大宮)