One Rugbyで再確認したラグビーの魅力 廣瀬俊朗が自治体とのタッグで感じた手応え
枚方市とのタッグで様々なラグビーの魅力を発信「厚みや深さが増した」
コロナ禍により気軽にイベントを開催できなくなった状況の中、「One Rugby」として初の対面イベントを終えた廣瀬さんは「まず、枚方市の皆さんにすごく感謝しています」と頭を垂れる。
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「こういう状況で行政が自ら責任を持ってイベントを開催するのは、なかなか難しかったと思います。ただ、子どもたちのために、という思いで動いていただいた。市長はラグビーのみならずスポーツを応援して下さっている方。僕たちにはいい形でリーダーシップをとっていただけたと思います」
今回は実際に来場できる人数が制限されたため、トークセッションや招待試合の模様をオンライン配信するなど、リアルに体感できるオフラインイベントとオンラインを併用。今後もコロナ禍での活動が予想される中、オンラインも併用する新しいイベントの在り方は「より多くの方に届けるには有効」と手応えを掴んだようだ。
イベント中は小学生、高校生、成人と全ての参加者に大きな笑顔が浮かんだ。心からラグビーを楽しみ、浮かんだ充実した表情の中に「One Rugby」が目指す方向性が間違っていなかったことを再確認したという。
「手応えはメチャクチャありましたね。これまでは僕と三阪の2人で『ラグビーキャラバン』という活動をやってきたんですけど、今回は15人制と車いすに加え、いろいろなラグビーが入ることで厚みや深さが増して、本当に楽しかったですね。今後、大きな魅力や可能性があるコンテンツを提供できる団体になり得るんじゃないかと思いました。
ラグビーの中にもいろいろなラグビーがある。改めてその違いを知ることで、今まで自分たちがやってきたラグビーに対する新たな気付きがあるんだと思います。車いすラグビーの車いすに乗って、動いて、タックルを受けて、そこで初めて『こんなプレッシャーの中でやっているんだ』と気付く。タグ、タッチ、ビーチといろいろ経験したことで、ルールが変わると戦術が変わることも知ることができた。みんな、今までと違った頭の使い方をしたんじゃないかな」