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11月まで部活動→国立大合格 元日本代表DFが説く文武両道「要はやるか、やらないか」

現役時代は、サッカーJ1において“常勝軍団”と呼ばれる鹿島アントラーズでプレーし、幾度となく優勝を経験した元日本代表DF岩政大樹氏が「THE ANSWER」の取材に応じた。

岩政大樹氏が「THE ANSWER」の取材に応じた【写真:(C) Yasuhiro TAKABA】
岩政大樹氏が「THE ANSWER」の取材に応じた【写真:(C) Yasuhiro TAKABA】

進学校で教師を目指していた岩政大樹氏「大学でサッカーを続ける気はなかった」

 現役時代は、サッカーJ1において“常勝軍団”と呼ばれる鹿島アントラーズでプレーし、幾度となく優勝を経験した元日本代表DF岩政大樹氏が「THE ANSWER」の取材に応じた。

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 離島で生まれ育ったゆえに苦労したことを前編の「不利な環境の乗り越え方」で語ってくれたが、後編は「部活と学業の両立」。離島にある自宅から片道1時間半かけて通った高校時代、入試直前まで部活動に励みながら一般入試で東京学芸大に合格した岩政氏ならではの部活と学業の両立とはどんなものだったのだろうか。

 ◇ ◇ ◇

 岩政氏が高校進学の際に選んだのは、県内屈指の進学校であり、山口県でベスト8に入るサッカー部がある県立岩国高校だった。自宅がある周防大島町からは片道約1時間半の距離。「頑張れば通える」と進学を決めた。

 山口県は、サッカー自体は盛んではあるものの、Jリーガーを輩出するような、いわゆるサッカー強豪校はない。当時、Jリーガーを本気で目指す人は高校で、鹿児島実業や長崎県の国見、サンフレッチェ広島ユースなど、県外のサッカー強豪校やJリーグクラブのユースチームに進むのが一般的だった。現に、岩政氏の1学年下に当たり、のちに浦和レッズに入団した田中達也は、東京の帝京に進学した。

 高校生になり、ようやく県選抜に入れるようになった岩政氏は、当然ながら「Jリーガーになろうとは一切考えていなかった」という。

「大学でも、もともとはサッカーを続ける気はありませんでした。サークルに入って、週に1回ぐらいボールを蹴るのかなと。周りもそういう感じだったし、その頃にはもう将来は教師になろうと決めていたので、高校で順調に勉強ができれば広島大学の教育学部、もしくは、山口大学の教育学部にいこうと思っていたんです。そのどちらも当時のサッカー部は強くなかったこともあって、大学でサッカーを続ける気はなかったんです」

 当時の岩政氏の頭のなかに「東京学芸大学」の文字は出てこない。それどころか、サッカーを真剣に続けるのは高校で終わりにしようと考えていた。それが、なぜ東京学芸大学へ進学し、サッカーを続けることになったのか。そこには、不思議な縁ともいえる、2つの理由があった。

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