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佐藤琢磨はなぜ勝てたのか 仲間でラーメンをすすった日、チームは1つになった

43歳は来季以降の現役続行に意欲

 インディカー・シリーズ最高の舞台で、40歳を超えてから2度の優勝を飾った43歳にとって、年齢は単なる数字に過ぎない。それならば、将来の目標として、過去3人しか成し遂げていないインディ500最多勝利(4勝)達成を期待したくもなる。一夜明けた24日、来季への思いを本人に聞いた。

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「僕自身だけの願望では決定できないが、チャンスがある限りは続けていきたい。インディ500においては経験がものをいうので、40台後半でも勝っているドライバーはいるけれど、シーズンを通して戦っている人はそんなにいない。そういう意味では、うん、残り時間がどれだけあるのは正直自分には分からない。ただ、少なくともね、チャンスがある限りは全力で取り組みたいし、今後もインディ500を走る機会があるのであれば、当然挑戦を続けたいなという希望はある」と、来季以降の現役続行への意欲を口にした。

 インディカー・シリーズは激闘の余韻を残したまま、29日には次戦の第8戦が行われる。向上心の尽きない43歳は気心の知れた仲間とともに、すでに勝利のための準備を進めていることだろう。

(岡田 弘太郎 / Kotaro Okada)

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