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長時間スマホが野球少年に及ぼす悪影響 「フライが苦手な子が…」専門家推奨の“20-20-20ルール”

スポーツビジョントレーナーの上坂実氏【写真:編集部】
スポーツビジョントレーナーの上坂実氏【写真:編集部】

近くを見る時間が長いのは不自然…まずは「外遊びの機会を増やして」

 ただ、学校でもタブレットを使用して授業を進め、野球でもスマホ片手に有名選手の動画を繰り返しチェックするなど、もはや生活の一部と言っても過言ではない。大切なのは、定期的に目を休ませること。上坂さんは、スマホなどを20分見たら、20秒以上、20フィート(約6メートル)先を見る「20-20-20ルール」を推奨する。

足を速くしたい、打率を上げたい…野球上達に“必須の能力”を学ぶ「運動神経向上LIVE」開催

「ぶっ続けで見るのではなく、途中途中でしっかりと目を休ませるのが大切になってきます。スマホは現代人にとって、もはや手放すことはできないものですし、うまく付き合っていかなくてはなりません」

 台湾では2010年から小学校で1日2時間程度の屋外活動を義務づけ、近視の割合が低下したというデータもある。外遊びの中で遠くや緑を見ることも、眼球や眼球周りの筋肉をリラックスさせることにつながると上坂さんは力説する。

「動物の目は本来、遠くを見るために存在しています。近くを見る時間が長いというのは不自然というか、理にかなっていない使い方になります。まずは外遊びの機会を増やし、しっかりとした空間認識能力を身に付け、野球の動きにつなげていってほしいです」。上坂さんは21日から開催されるイベント「運動神経向上LIVE」に出演予定。野球における目の重要性をしっかりとインプットし、“視界良好”といきたいところだ。

(内田 勝治 / Katsuharu Uchida)

上坂実さんも登場…子どもの運動神経向上に役立つトレーニングを紹介!

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