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1年で3冠“九州の怪物”荒竹一真が連覇に王手 決勝相手は親友「気持ちを鬼にして」

全国高校総体(インターハイ)のボクシングは2日、宮崎市総合体育館で準決勝が行われ、ピン級では1年生で高校3冠を達成した荒竹一真(2年=鹿児島・鹿屋工)が5-0の判定で勝利し、連覇へ王手をかけた。決勝では親友の尾崎優日(2年=大阪・興国)と対戦する。

父親と共に決勝の相手の試合を見つめる荒竹一真【写真:角野敬介】
父親と共に決勝の相手の試合を見つめる荒竹一真【写真:角野敬介】

インターハイボクシング、ピン級の荒竹が4冠目に王手

 全国高校総体(インターハイ)のボクシングは2日、宮崎市総合体育館で準決勝が行われ、ピン級では1年生で高校3冠を達成した荒竹一真(2年=鹿児島・鹿屋工)が5-0の判定で勝利し、連覇へ王手をかけた。決勝では親友の尾崎優日(2年=大阪・興国)と対戦する。

“九州の怪物”がダークホースを一蹴。4冠目に王手をかけた。対戦相手の大木彪楽(1年=静岡・飛龍)はほとんどデータのない相手で、警戒していたが、リングに上がってわずか20秒で相手の特徴を捉えた。

「思ったよりも距離が長くなかった。これなら自分のボクシングができる」と判断。冷静に試合を組み立てて、5人のジャッジ全員が荒竹を支持する完勝だった。

 1年生で3冠を達成した軽量級の逸材。王者としてV2がかかるが、「今年も絶対に優勝したい。一度でも負けると王者じゃない」と自覚を口にする。この日からは地元・鹿児島の放送局も密着。そんな一戦で「観客席のお客さんの顔がはっきりわかるくらい、周りが見えていた」というから大物だ。

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