偏差値70、秋田No.1進学校からインハイ出場 深夜0時まで机に向かい続けた高橋真鳥の流儀
文武両道、継続のコツ「達成できない課題だとやる気は出ない」
隙間時間は、苦手教科の克服に充てている。秋田高の最寄り駅から自宅まで、電車は1時間に1本になる時間帯も。下校時にタイミング悪く電車を逃してしまった時は、駅で「めっちゃ苦手」な英単語帳を眺めて過ごす。
部活も勉強も頑張ると口で言うのは容易いが、高橋のような生活を続けるのは難しい。継続のコツとして、彼なりの“流儀”を教えてくれた。
「1日1日考えて、課題を持つ。それも大きい課題じゃなくて『今日はこれをやろう』という感じです。絶対達成できない課題だとやる気もあまり出ないと思うので、届きそうな目標を決めています」
強いて言えば、少しだけ柔道に比重を置いてきた高校生活。これからはより学業に励むことになる。「将来は仕事で秋田に携わりたい。柔道をやっているので、関係ある警察官なども興味があります」。夏休みでも多くの生徒が自主的に集う学び舎で、次のステージに向かっていく。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)