韓国から中5日で計6レース「出ると言ったのは自分」 19歳学生No.1ハードラー、己の限界に挑んだ笑顔と涙の4日間――立命大・瀧野未来

韓国滞在中は先輩たちと街を散策「パックとか買いました」
韓国の滞在中は、同大会に出場した先輩の山本や、男子400メートル障害の井之上駿太(富士通)と街を散策。「全員関西人やし、楽しくて。すごく仲良くしてもらった」と振り返る。「お土産でハングル文字のお菓子とか、パックとか買いました、韓国なんで」と束の間のオフも満喫した。
ただ、日程的にハードだったことも事実。日本インカレは立命大のエースとしてリレー2種目にも出場した。5月30日に韓国で出場してから今大会最初の4×100メートルリレー予選まで中5日。毎日レースを走り、連覇を狙った最終日最終種目の4×400メートルリレーは惜しくも2位に。400メートル障害優勝から2時間半後に4走を務め、最後に逆転を許して大粒の涙を流した。
喜びと悔しさを味わった4日間。「アジア選手権に出ると言ったのは自分なので、言い訳にしたくない」とチームのために全力を尽くした。
1か月後には日本選手権を控える。「(同じ種目に出場する山本)亜美先輩とバチバチだと思うんですけど、2人で高め合っていきながら優勝したい」。世界を知り、自身の限界にも挑んだ4日間。一回り大きくなった期待のハードラーは、国立競技場のトラックを誰よりも速く駆け抜ける。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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