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幼稚舎から慶応一筋16年、日本一でプロ野球へ 慶大・廣瀬隆太が脱ぐ「人生を変えてくれたユニホーム」

野球の明治神宮大会(神宮)は20日、大学の部決勝で慶大(東京六大学)が青学大(東都大学)を2-0で下し、4年ぶり5度目の優勝を飾った。0-0の8回に押し出しで均衡を破り、なお1死満塁でソフトバンクからドラフト3位指名を受けた主将・廣瀬隆太内野手(4年)が犠牲フライを放ち、追加点。「陸の王者」を秋の日本一に導き、16年間の慶応生活を最高の形で締めくくった。

明治神宮大会で優勝した慶大・廣瀬隆太【写真:中戸川知世】
明治神宮大会で優勝した慶大・廣瀬隆太【写真:中戸川知世】

明治神宮大会大学の部決勝、慶大が青学大に2-0で勝利

 野球の明治神宮大会(神宮)は20日、大学の部決勝で慶大(東京六大学)が青学大(東都大学)を2-0で下し、4年ぶり5度目の優勝を飾った。0-0の8回に押し出しで均衡を破り、なお1死満塁でソフトバンクからドラフト3位指名を受けた主将・廣瀬隆太内野手(4年)が犠牲フライを放ち、追加点。「陸の王者」を秋の日本一に導き、16年間の慶応生活を最高の形で締めくくった。

 幼稚舎から通う生粋の慶応ボーイが、最高のフィナーレを飾った。月曜から塾生が多数詰めかけた応援席の大声援に応えたのは8回だ。「初球からいってやろう」。押し出しで先制し、なお1死満塁。廣瀬は打席途中で登板した広島ドラフト1位・常廣羽也斗(4年)の初球を振り抜き、犠牲フライの貴重な追加点で優勝を決定づけた。

 夏には母校の慶応高が甲子園制覇。「感銘を受けた」というが、今度は後輩たちへ最高の姿を届けた。応戦席で声援を送った甲子園V投手の慶応高・小宅雅己(2年)を「こういう試合を観られて、自分にも良い刺激になる」と感激させ、誰よりも長く「KEIO」を胸につけた男が“兄弟日本一”に導いた。

8回に犠牲フライを放った廣瀬【写真:中戸川知世】
8回に犠牲フライを放った廣瀬【写真:中戸川知世】

 小学校で慶応に入り、16年。この秋、プロ野球選手になる夢を掴んだ。「人生を変えてくれたユニホーム。小学校から着てきて、プロになれるなんて思わなかった」。夏の甲子園でも話題になった熱い応援はこの日も健在。「愛校心がすごい。平日でここまで応援していただけるなんて他大学ではあり得ないこと」と感謝した。

 主将に就任したラストイヤー。リーグ戦の経験者も少なく「すごく不安な気持ちもあった」。弱さを自覚し、泥臭く野球に取り組んだ。優勝後のインタビューでは、前日の準決勝で2本塁打を打っても表情を崩さなかった背番号10が「ありがとう!」と仲間たちに叫んだ。「今まで辛いこともいっぱいあった。解放されてほっとした」と笑みをこぼした。

 慣れ親しんだユニホームを脱ぎ、次に待っているのはプロの舞台。「大卒で取っていただけるので1年目から活躍できるように」。慶応幼稚舎初のプロ野球選手は、後輩たちの道標となる。プロの世界にはライバルが多いが、慶大で培った不屈の精神でまた這い上がっていく。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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