「できっこないを、やる夏だ。」 サンボマスターと34人の女子高生が全国の「君」に届けたエール
あれから、2度目の夏。福井。魂の叫びと全力の笑顔が、エールのロックンロールを奏でた。「あきらめないでどんな時も 君なら出来るんだどんな事も 今世界にひとつだけの強い力をみたよ 君ならできない事だって 出来るんだ本当さウソじゃないよ 今世界にひとつだけの強い光をみたよ アイワナビーア君の全て!」。マイクの前で絶叫したボーカルは、未曾有の青春を生きる若者を想った。
インターハイ2021応援ムービー「サンボマスター×福井商チアリーダー部JETS」が実現
あれから、2度目の夏。福井。魂の叫びと全力の笑顔が、エールのロックンロールを奏でた。
「あきらめないでどんな時も 君なら出来るんだどんな事も
今世界にひとつだけの強い力をみたよ
君ならできない事だって 出来るんだ本当さウソじゃないよ
今世界にひとつだけの強い光をみたよ
アイワナビーア君の全て!」
マイクの前で絶叫したボーカルは、未曾有の青春を生きる若者を想った。
2020年。高校生の青春の景色は、変わってしまった。
新型コロナウイルス感染拡大。緊急事態宣言は全国に広がり、休校、それに伴う部活の休止。熱気と活気が渦巻いていたグラウンドや体育館は色を失った。そして、決まったインターハイの中止。全国の3年生が、最後の夏を奪われたが、しかし――。
【動画】「泣くわこんなん」「心に響きました」とネットでも話題に サンボマスター×JETSがコラボした「できっこないをやらなくちゃ」の応援ムービー
会議、授業、帰省。言葉の前に「リモート」がつけば、なんでも叶う時代になった。部活動も知恵を絞り、感染対策を両立しながらかつての日常を模索。徐々に大会が戻り、この夏、インターハイは北信越の地で2年ぶりに帰ってくることになった。
そこで立ち上がったのが、人気ロックバンドのサンボマスターと福井商業高校チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」だ。
2006年に創部されたJETS。素人集団がわずか3年目で全米大会優勝し、そのストーリーが映画「チア☆ダン」で実写化された。今やチアダンスの有名校に。約10年間、チームのテーマソングとしているのが、サンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」。
福井から、全国の部活生にエールを――。
大塚製薬のポカリスエットが制作した「インターハイ2021応援ムービー」の中で「できっこないを やらなくちゃ」の生演奏に合わせ、JETSが踊る企画が実現。4年前にTBS系番組で共演しており、当時中学生だった現役部員にとっては夢のコラボレーション。
知らせを受けた福井商業の教室は、揺れた。