北京五輪フリースタイルスキー男子モーグル

　北京五輪は5日、男子モーグル決勝が行われ、日本のエース・堀島行真（トヨタ自動車）が銅メダルを獲得した。今大会の日本勢メダル第1号。しみじみとした様子で競技を振り返った。

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　堀島は上位6人で争われる決勝に進出し、4番手で滑り終えた時点でトップに立った。そのままメダル圏内をキープ。テレビインタビューでは「嬉しいし、最低限メダルを掲げて挑んだので、それが達成できて本当によかった」と喜びを表現し、こう続けた。

「本当に予選1本目から辛かったし、この舞台に上がってくるまで、このメダルとか最低限結果が残らないと、まず自分が競技をしていられないんじゃんないかなとネガティブな気持ちが多くて。4年間そうやってやってきて、昨日もやっぱり辛かったし、今日の朝も辛かった。最後の一本滑り切るまで安心できなくて、最後の1本で結果が1位と出た時に、メダルが確定した時にやっとホッとしたというか、安心な気持ちになれた」

　今季はW杯全9戦で表彰台（うち3勝）。3日の予選1回目は16位とあわた予選落ち危機だったが、見事に本領を発揮して巻き返した。18年平昌五輪は金メダルを狙いながら、転倒して11位。リベンジを喜び「本当の夢は金メダル。ここからまた競技を頑張りたい。本当に応援ありがとうございました。日本の皆さん、ありがとうございました！」とカメラに会釈をした。