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五輪に影響は? 羽生結弦、新たに判明した「骨と腱の炎症」とは… 専門家が解説

復帰を焦ると今後のパフォーマンスにリスクも…

 これは荷重時に、前脛腓靱帯はストレスがかかりやすくなります。治癒が遅くなるリスクを避けるためです。ですが、完治のために患部の固定期間が長引くと、マイナス面も出てきます。

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 関節部分が固くなったり、筋力が低下したり、復帰までにリハビリに要する時間が長くなる傾向があるのです。しかし、全日本選手権などを目標に復帰を焦ると、今後のパフォーマンスに対するリスクが増えます。

 負傷後、初期段階に靱帯の強度をしっかりと回復しないと、痛みが長引き、関節が緩くなるという状況が生まれます。そうなると、将来的に軟骨などの障害が発生しやすくなったり、骨同士がぶつかり合うことで骨棘と呼ばれる骨のトゲができたりする後遺症が懸念されます。フィギュアでは、ジャンプの着地やステップで負担がかかりやすい靱帯だと思いますので、リハビリに慎重さが必要です。

 今回の日本スケート連盟からの発表で羽生選手について「腱と骨にも炎症」とありました。着氷時に足首を捻った際に、骨同士がぶつかり、骨挫傷が生じていたのではと予想できます。骨の炎症というと、事態の深刻さをイメージしてしまいますが、そうではないケースもあります。普通の打撲程度の怪我でも骨の炎症が確認されるケースは多々あります。

 足関節周囲には、多くの腱が存在しています。足首を捻った時に過度な力が加わり、炎症を起こす場合もあります。腱の部分は血流が豊富でなく一般的に治癒に時間がかかるケースが多いです。これらは痛みが残りやすい部位ではありますが、骨と腱にダメージを与えるほど、強く捻ってしまった可能性がある靱帯の損傷の程度が最も懸念されます。

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新盛 淳司

芝浦田町スポーツ整骨院・はり治療院院長

柔道整復師、鍼灸師

新浦安しんもり整骨院入船院、新浦安しんもり整骨院今川院代表も務める。関節ニュートラル整体普及協会会員。サッカー元日本代表MF中村俊輔さんをセルティック時代から専属トレーナーとして支えるなど、トップアスリートのケアにも従事。

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