目まぐるしい展開となったアジアカップE組

　サッカーのアジアカップは25日、グループリーグE組の2試合が行われた。韓国は格下マレーシアに一時逆転を許し、後半アディショナルタイム（AT）にソン・フンミンがPKを決めて再逆転に成功したものの、AT15分に同点弾を叩き込まれて3-3の引き分け。2位で決勝トーナメント（T）進出を決めたものの、43分間でグループ順位が3位→1位→2位と目まぐるしく変化する展開だった。この展開に、同組もう一つのカード、バーレーン―ヨルダン戦の実況席でも「どこも首位で通過したくないんですかね」などとジョークが飛び出すほどだった。

【注目】「運動すると胸って垂れる？」「もめば大きくなるって本当？」　バストにまつわる“あるある”なウワサ話に答えます（W-ANS ACADEMYへ）

　最後まで目が離せなくなった韓国とマレーシアの激闘。韓国が先制しながらも後半にPKなどで2連続失点したものの、イ・ガンインの直接FK、ソン・フンミンのPKで後半ATに再逆転した。だがこれで試合は終わらず、AT15分にマレーシアが同点ゴールを決めて3-3のドロー。韓国は1勝2分けの勝ち点5で同組2位となり、決勝T1回戦での日韓戦の可能性は消滅した。

　この目まぐるしい展開はもう一つのカード、バーレーン―レバノン戦の実況席でも話題になっていた。後半17分にマレーシアが逆転した報を受けると、実況者が「マレーシアがPKを決めました。これで、韓国がマレーシアを追いかける展開です」と紹介。さらに「我々がマレーシアについて大きく取り上げなかったのは、彼らには決勝トーナメント進出可能性が無いからです。結果がどうであれグループ最下位は決まっています。しかし、彼らは闘っていますね」と続けた。

　この時点で、バーレーンが前半34分のゴールで1点をリードする展開。このままいけば1位は勝ち点6のバーレーン、2位が同4のヨルダン、3位が同3の韓国という状況になった。そこで解説者は「今大会の結果の進歩を見れば、初戦でヨルダンに0-4で敗れたものの、続くバーレーン戦では立て直して見事なパフォーマンスを見せ、わずか0-1で敗戦しました。そして今、韓国相手にリードしているのです」とマレーシアの奮闘を称賛。「日本がとてつもなく恐ろしい存在で、このグループのチームはどこも首位で通過したくないんでしょうかね」とジョークも漏らした。

　これには実況者も「Hahahaha！」。解説者は「現在起きていることが私にとっては信じられないですよ！」と頭の整理がついていない様子だった。

　結果的に同組1位はバーレーンで、決勝T1回戦で日本との対戦が決定。2位韓国、3位ヨルダンが16強入りを果たした。