元五輪ランナーからの直筆メッセージ 宮古の子供たちが遠隔指導から学んだこと
伊藤氏からエール「走ること以外でも、目標を決めてチャレンジすること」
目標に向かって考えながら努力をし、成長を感じた時に得る自信。これこそが、伊藤氏が子供たちにかけっこ指導から学び取ってほしいことだ。質問コーナーでは「1、2分でもいいから、日々練習することが大事。僕も小中学生の頃は全国大会に出たことはない、普通の人でした。やれる時に片足バランスだったり、ケンケンだったり、やれることをやってみましょう」と語りかけ、修了証授与式でも「大きく成長した姿を見ることができました。走ること以外でも、目標を決めてチャレンジすることを頑張ってみてください」と背中を押した。
1年の指導を受けて「伊藤先生から教わったことを活用できてよかったです」「これからも陸上を続けていきたいと思いました」「同級生と高めあうことができました」「スタートダッシュの構えがうまくできるようになりました」「ケンケンがうまくできるようになりました」と、しっかり手応えを掴んだ子供たち。2019年度の遠隔指導を受ける子もいれば、中学進学と同時にプログラムを卒業していく子もいる。
そんな宮古の小さなスプリンターたちに手渡された修了証には、伊藤氏が子供たち一人ひとりに対して考えたメッセージが、直筆で書き込まれている。トップアスリートと交流した日々は、子供たちにとって大きな宝物となるに違いない。
(THE ANSWER編集部)