佐藤 俊の記事一覧
佐藤 俊
1963年生まれ。青山学院大学経営学部を卒業後、出版社勤務を経て1993年にフリーランスとして独立。W杯や五輪を現地取材するなどサッカーを中心に追いながら、大学駅伝などの陸上競技や卓球、伝統芸能まで幅広く執筆する。『箱根0区を駆ける者たち』(幻冬舎)、『学ぶ人 宮本恒靖』(文藝春秋)、『越境フットボーラー』(角川書店)、『箱根奪取』(集英社)など著書多数。2019年からは自ら本格的にマラソンを始め、記録更新を追い求めている。
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日本はまだ少数派も…選んだ「卵子凍結」 34歳、出産の選択を残して競技生活に集中 費用は「45万円くらい」
2025.03.30世界の過酷なマラソンレースに挑み続ける異色のプロランナーがいる。尾藤朋美さん、34歳。その脚ひとつで人生を切り開いてきたキャリアに迫る。全3回の第3回は「女性としてのライフプラン」。保育士から転身し、世界で最も過酷と言われるサハラ砂漠マラソン250キロや世界すべての大陸を7日間で回り毎日42.195キロを走る世界7大陸マラソンを完走。競技を続ける中で女性としてある選択をした。(取材・文=佐藤 俊)
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「出るだけで800万円」 南極もアフリカも…世界7大陸を飛んで毎日42.195kmの異次元マラソン、5日間19時間7分で世界記録
2025.03.30世界の過酷なマラソンレースに挑み続ける異色のプロランナーがいる。尾藤朋美さん、34歳。その脚ひとつで人生を切り開いてきたキャリアに迫る。全3回の第2回は「7大陸マラソン挑戦」。保育士から転身し、世界で最も過酷と言われるサハラ砂漠マラソン250キロを走破した。しかし、世間の反応は薄く「もっとメディア露出しないと」と決意。2023年11月、次に目指したのは7大陸マラソンだった。(取材・文=佐藤 俊)
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気温52度、死者も出た世界一過酷なマラソンで250km走破 元保育士女性、忘年会翌日に「私、サハラ砂漠マラソン走ります」
2025.03.30世界の過酷なマラソンレースに挑み続ける異色のプロランナーがいる。尾藤朋美さん、34歳。その脚ひとつで人生を切り開いてきたキャリアに迫る。全3回の第1回は「マラソン挑戦のキッカケ」。(取材・文=佐藤 俊)
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ここ数年、耳にする「駅伝強いよね」 外さない法大が箱根総合5位へ、課題は「復路の主要区間」
2024.12.30第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。3年連続シード権を獲得し、安定した成績に導いているのが法政大・坪田智夫監督だ。10年連続85度目の出場と今回、目標に掲げているのは総合5位。前回6区区間賞の武田和馬(4年)、5000m法大記録を出した大島史也(3年)らに期待が集まるが、指揮官は「簡単じゃない」と危機感を募らせているという。(全4回の第4回、聞き手=佐藤 俊、取材は11月中旬)
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大学駅伝スカウト、持ちタイムだけで測れない高校生の素質 箱根シード校・法大の場合は「攻め」「目的と意図」
2024.12.30第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。3年連続シード権を獲得し、安定した成績に導いているのが法政大・坪田智夫監督だ。チーム強化において重要なファクターとなるスカウティングはどんな戦略で挑んでいるのか。最重要とされるのは選手の持ちタイムだが、それ以外で坪田監督が大切にするポイントがあるという。(全4回の第3回、聞き手=佐藤 俊)
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茶髪、ピアス、原付バイク…箱根常連校で「全部禁止」と言った翌日に起きたこと 部活の強化とルールの関係
2024.12.29第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。3年連続シード権を獲得し、安定感を発揮している法政大には、かつて選手の派手な茶髪やサングラスで強豪校にのし上がり、注目された時代があった。しかし、2013年4月にOBである坪田智夫監督が就任後に様変わり。今回は駅伝における学業と競技のバランス、そしてチーム強化におけるルール作りについて考える。(全4回の第2回、聞き手=佐藤 俊)
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“最近、箱根で外さない大学”法政の強さ 指導は「自分で考えさせる」、東洋の強化+帝京の育成を融合
2024.12.29第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。3年連続シード権を獲得し、最近は“外さない大学”として法政大を安定した成績に導いているのが坪田智夫監督だ。自身も法大OBで、大学時代は2区区間賞など活躍。実業団の強豪・コニカミノルタを経て、2013年4月に母校の駅伝監督に就任した。今回で10年連続85度目の出場という伝統校における指導の理念とは。(全4回の第1回、聞き手=佐藤 俊)
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“脱・厚底シューズ”をしたら練習に変化 目標は箱根5位以内、敢えて進めた「吉田抜き」が転機に
2024.12.28第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。今回、箱根予選会を5位で突破した中央学院大は、5位以内を目標して準備を進めている。国学院大、駒澤大、青学大の3強、さらにシード権を狙う大学に対して、どのように戦っていくのだろうか。(全4回の第4回、聞き手=佐藤 俊)
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箱根出場校それぞれの高校生スカウト戦略 強い留学生は「リスクが…」、他校と競合した時に掛ける言葉
2024.12.28第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。チーム強化の原点は、スカウティングにある。大学4年間という期間、1学年での人数が限られている中では、いかにいい選手を獲得できるかが強いチームを作る上で重要なポイントになる。中央学院大は、スカウティングにおいて、どのような選手に注目し、どのような戦略を立てているのだろうか。(全4回の第3回、聞き手=佐藤 俊)
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スポーツ特待生に「競技だけ」の甘え許さず 「条件は?」という保護者の声も…勉強を疎かにさせない箱根常連校の規律
2024.12.27第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。中央学院大を監督2年目で箱根駅伝に導いた川崎勇二監督は、第101回大会の出場を含めて24回の出場を誇る名将だ。22歳からコーチ業を始め、現在に至るまで培われた指導論、指導理念は、どういうものなのだろうか。(全4回の第2回、聞き手=佐藤 俊)
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“女子よりも遅い弱小陸上部”が箱根常連校に 自腹で全国回り勧誘、アパート共同生活「自信得るまで20年…」
2024.12.27第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。コーチ時代を含め、40年の指導キャリアを持つ川崎勇二監督が指揮するのが中央学院大だ。高校時代、タイムが普通でも個性的で可能性がある選手を強化し、上級生で開花させ、チーム力を高めていくやり方は強豪校とは異なり、育成型チームの模範であり、代表的存在でもある。その軸にいる川崎監督に中央学院大で指揮を執ることになった経緯、指導理念、今回の箱根駅伝について話を聞いた。(全4回の第1回、聞き手=佐藤 俊)
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箱根駅伝5位→5位から3強崩しへ 10時間50分切りに現実味、早大が目論む「ひょっとして…」の条件
2024.12.26第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。早稲田大学の花田勝彦監督は、練習へは自宅から通っているが、週の半分は寮のコーチ部屋に泊まって学生とともに生活している。ほぼ全員が集まるポイント練習がある日以外は、あえて練習には顔を出さずに学生主体で各個人に任せる。それでも選手は着実に力をつけ、選手層も徐々に厚くなり、上位を狙えるムードが高まってきている。3年目となった今シーズン、過去の2年間とは異なる取り組みがあったのだろうか。結果だけを見ていると、何かにチャレンジしているように見えるのだが、果たして。(全4回の第4回、聞き手=佐藤 俊)
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狭き門の早大のスポーツ推薦枠 他校のような学費免除なし、志望する高校生に面談で必ず聞く質問
2024.12.26第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。チームを指導して3年目となる今シーズンは、結果がついてきているが、花田勝彦監督のチームビルディング巧みさが垣間見える。その柱となるが、スカウティングだが、どのような選手を求め、どう獲得しているのか。チーム強化の一丁目一番地について、早稲田大学は、どのような取り組みをしているのだろうか。(全4回の第3回、聞き手=佐藤 俊)
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早大競走部でよくする「大谷翔平の話」 必要な正三角形…部活で“順調に伸びる選手、伸び悩む選手”の差
2024.12.25第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。強い早稲田大学を取り戻すために再建の道を進んだ花田勝彦監督だが、1年目から6位でシード権を獲得し、前回も7位でシードを確保した。厳しいプレッシャーがあっただろうが、大学、実業団時代に築いた自分のやり方を貫いた。その指導理念とは、どういうものだったのだろうか。(全4回の第2回、聞き手=佐藤 俊)
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故障者が多く、練習もバラバラ…名門・早大を立て直した「花田式」 影響を受けた指導者「衝撃的だったのは…」
2024.12.25第101回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が1月2、3日に行われる。「THE ANSWER」は令和を迎えた正月の風物詩を戦う各校の指導者に注目。今大会、面白い存在になりそうなのが早稲田大学だ。前回の箱根駅伝は7位でシード権を獲得し、今シーズン、出雲駅伝は6位、全日本大学駅伝は5位と地力を高めてきている。その早稲田大を指揮するのが、花田勝彦監督である。2022年に監督に就任し、チームの立て直しを計ってきた「花田式」ともいえる強化育成は、どういうものなのだろうか。(全4回の第1回、聞き手=佐藤 俊)
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「生理が止まったら練習できている証拠と…」 未だ「ピル=避妊」と理解進まぬ日本にメダリストの警鐘――マラソン・有森裕子
2024.08.11スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、大のスポーツファンも、4年に一度だけスポーツを観る人も、五輪をもっと楽しみ、もっと学べる“見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値が社会に根付き、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。
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「くすんだ銀メダルを泣きながら磨いた」 孤立無援、天狗と揶揄され…涙と共に告白した28年前の名言の真実――マラソン・有森裕子
2024.08.11スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、大のスポーツファンも、4年に一度だけスポーツを観る人も、五輪をもっと楽しみ、もっと学べる“見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値が社会に根付き、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。
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1分30秒差で箱根5区なら「往路優勝も見える」 創価大監督、異例編入の3年吉田響に絶大な信頼
2024.01.01今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。前回大会王者で今季も10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝を制し、史上初の2年連続3冠を狙う駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。今回は出雲2位、全日本6位と今シーズンの大学駅伝で好成績を残している創価大の榎木和貴監督に、独自の指導論について聞く。勝負の箱根駅伝に向けて、注目を集めるのが今年度に編入した3年・吉田響の存在だ。東海大1年時の2022年箱根駅伝で5区を走り、7人を抜く区間2位の快走を見せた。山のスペシャリストの加入がチームに自信を与えており、往路優勝を虎視眈々と狙っている。(取材・文=佐藤 俊)