加部 究の記事一覧
-
指導者の“言葉”でプレーは変わる 日独のサッカー現場で感じた「表現のギャップ」
2018.12.11東京国際大学を卒業し、海外への挑戦を決めた上船利徳は、ドイツの古豪KFCユルディンゲン(当時4部)との契約を勝ち取る。だがそれは唐突に訪れた事態で、ドイツ語も一切話せないまま現地の組織に放り込まれることになった。
-
選手のプレーを劇的に変えた“2分半の声かけ” 積極性を生む「褒めまくる」言葉の力
2018.12.05東京国際大学出身でドイツに渡った上船利徳は、故障のため現役を退くと、即座に「指導者として日本サッカーを変えていく」目標を定めた。
-
うまくシュートを打ちたい中高生必見 GKを幻惑する「左45度」からの“蹴り分け方”
2018.11.28ドイツ4部KFCユルディンゲン(現在3部/かつては1部の古豪)でプレーした上船利徳は、故障のため引退して帰国すると、1年間明治大学のコーチを務めた。瞬く間に選手たちの注目を集めたのが、GKのトレーニングのためにコースを蹴り分けるキックだった。
-
C.ロナウドもベイルもこう蹴っている 異色の指導者が極めた“ふかせない”シュート
2018.11.23欧州のトップシーンとJリーグを比べて最も残念なのが、ゴール前の引き締まった攻防の頻度ではないだろうか。欧州ならバイタルエリア(ペナルティーエリア手前のDFとMFライン間のスペース)で少しでも隙ができれば、攻撃側は躊躇なくシュートを打つ。そして確信に満ちた抑えの効いたシュートを、GKが素晴らしい反応で弾き出す。そんなシーンが頻発するから、スタンドも自然と熱気を帯びていく。
-
「こんなに怒ったジーコは初めてだった」 “常勝軍団”鹿島を生んだ25年前の大敗
2018.11.08AFCチャンピオンズリーグ決勝の第1戦に2-0で勝利し、通算20冠を目前にした鹿島アントラーズだが、やはりクラブに勝ち癖をつけたのはジーコ(現・鹿島テクニカルディレクター)だった。
-
日本スポーツ界が断ち切るべき“負の連鎖” 選手を追い込む「勝利至上主義」と美談
2018.11.02「左足首を故障していたけど、代わりがいないのでピッチに立ち続けた。とても人道的とは言えなかった」――イビチャ・オシム(元日本代表監督)
-
ジーコが語る「プロとアマの違い」 才能の宝庫ブラジルで貫いた自己管理の大切さ
2018.10.16ジーコが加入したのはJリーグの鹿島アントラーズではない。アマチュア時代の日本リーグ2部の住友金属だった。しかし住友金属は、Jリーグ参戦を目指すからこそ、ジーコを招聘する理由があった。
-
ブラジルの名SBロベカルがライバルと認めた男 「辛い決断」から築いた日本での名声
2018.10.04「ロベルト・カルロスも言っていたそうだよ。俺とドゥトラが争って、どちらかが次のセレソンでプレーするだろう、って」――ドゥトラ(元横浜F・マリノス)
-
世界的サッカースクールの外国人指導者が断言 子供の指導で最も大切なこととは
2018.09.18「若い選手を教えるには、何より忍耐強さが必要だ。だから短気な私は、指導者を育成する側に回った」――アルフレッド・ガルスティアン(クーバー・コーチング共同創設者)
-
「若い年代こそ最も優秀な指導者が必要」 フランス名将が主張した選手育成の重要性
2018.09.10「若い年代にこそ最も優秀な指導者が必要だ。そんな彼(ジェラール・ウリエ=当時フランス協会技術委員長)の考え方に、私も共鳴した」――アルフレッド・ガルスティアン(クーバー・コーチング共同創設者)
-
「ミスを怖れない」子供をいかに育てるか 外国人指導者が抱いた日本スポーツの課題
2018.08.31アルフレッド・ガルスティアンは、世界に普及する育成メソッド「クーバー・コーチング」の創始者の一人である。母国イングランドに限らず、フランス、ドイツ、イタリア、ブラジル、米国など、世界を幅広く飛び回り、テクニカルな指導やアドバイスを送っているが、日本にもコンスタントに留まり指導に時間を割いている。フランス協会とも長く良好な関係を続け、アーセン・ベンゲル(アーセナル前監督、名古屋グランパス元監督)とも日本の事情について話すことが少なくないという。
-
日本サッカー屈指の名将と“アメ”の使い方 「悪い時は友だちがいなくなるけど…」
2018.08.23「日本サッカーの父」と呼ばれたデットマール・クラマーは、1964年に開催される東京五輪に向けた代表チーム強化のために、ドイツサッカー連盟(DFB)から特別コーチとして派遣された。クラマーは自他ともに認める厳しい指導者で、日本代表選手の中には時に「赤鬼」と呼ぶ者もいた。
-
「日本はスポーツを楽しむのが難しい国」 ドイツ人指導者が驚いた母国との環境差
2018.08.13「日本は労働時間、通勤時間が長くて、土地が高い。一般人がスポーツを楽しむのが物凄く難しい国。でも歴史は速やかには形成されない。できたことをポジティブに楽観視していってほしい」――ゲルト・エンゲルス(現・ヴィッセル神戸ヘッドコーチ)
-
猛暑で問われる部活のあり方 ボトムアップ理論が実証した「量より質」の重要性
2018.07.31「僕はベンチでコーヒーを飲んでいたら勝っちゃいました」――畑喜美夫(生徒主導で部活を実践する“ボトムアップ理論”の発案者)
-
日本サッカーと“韓国コンプレックス” 「一生勝てない」意識を払拭した名将の教え
2018.07.24「日本には、技術や組織力という韓国とは別の特徴がある。それをオフトは教えてくれたんです」――福田正博(元日本代表FW)
-
「日本代表を激変させたかった」 西野監督が世界を相手に貫いた攻撃的スタイル
2018.07.06「攻撃的でファンタジックなサッカーを進めていく素晴らしさを強烈に感じ、それは持ち帰ったつもりです」――西野朗(日本代表監督)
-
育成年代から描く「引退後の人生設計」 25歳校長が目指す“セカンドキャリア教育”
2018.07.01淡路島に新設する通信制学習センターの特徴は、サッカーのエリートを育成するだけではなく、引退後の人生設計にも踏み込んでいるところだ。
-
「日本代表監督になる」 破天荒な25歳校長の切実な思い「怒鳴る指導断ち切りたい」
2018.06.2325歳の“校長”は、自ら運営する「エリート人材育成 淡路島学習センター」を「日本で最高の環境」だと言い切る。