THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂の記事一覧
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「私は娘を犠牲にしている」 世界最速の母・キピエゴンが説く“夢追う女性”の綺麗事じゃない覚悟【東京世界陸上】
2025.09.27陸上の世界選手権東京大会は13日から国立競技場で熱戦が繰り広げられた。2007年の大阪大会以来18年ぶり3回目の日本開催。現地で取材した「THE ANSWER」では、選手や競技の魅力を伝えるほか、新たな価値観を探る連載「東京に集いし超人たち」を展開。第16回は「女性アスリートの選択」。女子1500メートルで3連覇を飾ったフェイス・キピエゴン(ケニア)は7歳少女の母の顔を持つ。陸上優先の生活を送るだけに、愛娘と過ごせるのは休日だけだ。「犠牲はつきものよ」と語る真意とは。人生の選択の心得も教えてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂、戸田 湧大)
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「なんで女子は弱いの?」 男子の陰に隠れ…“サブ扱い”日本女子競歩の評価を覆した藤井菜々子の快挙【東京世界陸上】
2025.09.25陸上の世界選手権東京大会で20日に行われた女子20キロ競歩で藤井菜々子(エディオン)が銅メダルを獲得した。1時間26分18秒の日本新記録で、競歩女子で初の表彰台に。世界でも実績十分の男子競歩の陰に隠れがちだった女子競歩。「なんで女子は弱いの?」。藤井の心に刺さったのは海外選手の言葉。悲願のメダル獲得の裏に悔しさを抱えた日々があった。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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34年ぶり決勝で浮かんだ「ジョブズの言葉」 自己嫌悪すら糧に…失敗に学び、中島佑気ジョセフが結んだ世界6位の“線”【東京世界陸上】
2025.09.24陸上の世界選手権東京大会は13日から国立競技場で熱戦が繰り広げられた。2007年の大阪大会以来18年ぶり3回目の日本開催。現地で取材した「THE ANSWER」では、選手や競技の魅力を伝えるほか、新たな価値観を探る連載「東京に集いし超人たち」を展開。第14回は「失敗の価値」。男子400メートルの中島佑気ジョセフ(富士通)は日本勢34年ぶりに決勝進出し、6位入賞を果たした。レース前に浮かんだのは、有名起業家の言葉。読書家で知られる23歳が苦悩を乗り越え、辿り着いた場所で感じたものとは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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「一発屋」批判に晒され…ノーマークから東京五輪100m金メダル、訪れた不振と苦悩「過去のことばかりを…」【東京世界陸上】
2025.09.22陸上の世界選手権東京大会は13日から国立競技場で熱戦が繰り広げられた。2007年の大阪大会以来18年ぶり3回目の日本開催。現地で取材した「THE ANSWER」では、選手や競技の魅力を伝えるほか、新たな価値観を探る連載「東京に集いし超人たち」を展開。第11回は男子100メートルに出場したマルセル・ジェイコブス(イタリア)。2021年の東京五輪で金メダルを獲得し、日本に帰ってきたオリンピックチャンピオンは、どんな4年間を過ごしてきたのか。歓喜の裏にあった苦悩、精鋭が集うスプリント種目でモチベーションを保つ秘訣を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂、戸田 湧大)
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17歳久保凛、春に流した“もう一つ”の涙 察した重圧…監督が贈った「大谷翔平すら7回ミスできる」の真意
2025.09.19陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)は18日、女子800メートル予選が行われ、日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高3年)は2分2秒84の組7着。準決勝進出はならず、レース後は「何もできずに終わってしまった」と涙した。高校2年で日本記録を樹立し、国内に敵は不在。常に「優勝」「日本新記録」と陸上界の期待を背負ってきた。そんな17歳にはこの春にも涙を流した日が……。同校の野口雅嗣監督がかけた言葉とは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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陸上界に現れたスーパー女子高生の正体 17歳久保凛は“ただの天才”にあらず…恩師の証言「苦しさに耐え、継続する天才です」
2025.09.18ついに“スーパー女子高生”が今夜、世界デビューを飾る。陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)は18日、女子800メートル予選に17歳・久保凛(東大阪大敬愛高3年)が登場する。高校2年で日本記録を樹立し、今年7月の日本選手権ではさらに更新。「天才少女」として陸上界の注目を浴びてきた。しかし、東大阪大敬愛高で指導する野口雅嗣監督が抱く印象は少し異なる。恩師が見た逸材の正体とは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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襲われた原因不明の病「もう終わりかな」 世界に挑んだ福部真子、1人でもいいから伝えたいメッセージ【東京世界陸上】
2025.09.17陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)は15日、女子100メートル障害準決勝が行われ、日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)は13秒06(向かい風0.5メートル)で組7着。決勝進出には届かなかったものの、2022年の世界陸上オレゴン大会、24年のパリ五輪に続くセミファイナリストに。ただ、このレースには、過去2度の大舞台に勝る大きな価値がある。昨年12月に原因不明の「菊池病」の発症をSNSで公表。日常生活すらまともに送れない日々を乗り越えて、走り切った1本には込めたメッセージがあった。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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「何回も悪夢を見た…」 悲劇から2か月、世界で特大の「NR」を灯した斎藤みうが流した涙の理由【東京世界陸上】
2025.09.16陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)は15日、女子3000メートル障害予選が行われ、初出場の23歳・斎藤みう(パナソニック)は9分24秒72をマークし、17年ぶりに日本記録を樹立。組6着で敗退したものの、早狩実紀が樹立した従来の記録を9秒21も更新するビッグレコードに国立が沸いた。日本一を目指した7月の日本選手権ではまさかの転倒。「何回も悪夢を見た」という悲劇から2か月、世界が注目する夢舞台で快挙を成し遂げた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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「陸上を辞めてしまうと思った」 中3で全国V、低迷…“消えた天才”中島ひとみを30歳で甦らせた「日本一」の資質【東京世界陸上】
2025.09.16陸上の世界選手権東京大会(国立競技場)は15日、女子100メートル障害準決勝が行われ、初出場の中島ひとみ(長谷川体育施設)は13秒02(向かい風0.2メートル)で組7着。決勝には届かなかった。中学時代に全国制覇を経験するも、その後はスランプを経験。一度は“消えた天才”となったハードラーが、30歳で初めて日の丸を背負うまで這い上がってきた。園田学園大時代に指導した藤川浩喜監督が知る素顔とは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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「怖い、早く終わって…」世界の7番目で駆けた“早大サークル出身”小林香菜、重圧の42.195kmの先に見た景色【東京世界陸上】
2025.09.15陸上の世界選手権東京大会第2日が14日に行われ、国立競技場発着のコースで争う女子マラソンで小林香菜(大塚製薬)が2時間28分50秒で日本勢最高の7位入賞を果たした。早大時代はランニングサークルに所属。昨年4月に実業団に入り、世界まで駆け上がった。大会前には「早く終わってほしい」と本音を吐露した24歳。重圧を抱えながらも、自国開催の大舞台を走り切り、感じたものとは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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「頭のねじを外して全力」 重圧の日々を歩んだ田中希実、4度目の世界陸上で掲げるテーマの理由
2025.09.11陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。11日は都内で会見が行われ、女子1500、5000メートルに出場する田中希実(New Balance)が出席。2日後に迫った大舞台に向けて「とにかく全力で臨むことを大事にしたい」と意気込みを語った。
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恋愛禁止ルールはもう時代遅れ? 彼氏&彼女の存在も力に…令和の学生アスリートの本音「規則でも隠れて…」
2025.09.07「アスリートはスポーツだけをやっていればいい」――。かつての日本に根付いた価値観。時代は令和に移り、高校球児の丸刈り強制の撤廃、オシャレをするアスリートの増加などスポーツ界も変わり始めている。
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青木アリエ、JAPANウェア&世陸女優に「日本国籍を実感」「顔が小さい」 混合4×400mリレーで初代表
2025.09.05陸上の世界選手権東京大会は13日、国立競技場で開幕する。4日は同会場で一部日本代表選手の練習が公開された。初選出された混合4×400メートルリレーの青木アリエ(日体大3年)は「ラップタイムで日本記録くらいを出したい」と意気込んだ。
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未成年の高校陸上界も導入、女子選手の“透けない”盗撮防止ユニホーム 「今後変化が進んで…」課題は暑さ対策
2025.08.30スポーツ観戦の形が多様化する現代で、抱える課題も様々だ。スマートフォンが普及し、写真撮影が身近になった今、女性アスリートの盗撮問題もその一つに挙げられる。スポーツメーカーによる、盗撮防止を目的としたユニホームの新技術が開発される中、7月の陸上インターハイを取材した「THE ANSWER」は高校陸上におけるユニホームの現状を聞いた。
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「心電図が動いてくれて…」亡き祖父と約束 10年間のパン工場勤務を経て…異色の“元・市民ランナー”が今も追う夢――河村英理香
2025.08.2715、16日に行われた陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ・アスリートナイトゲームズin福井(9.98スタジアム)。16日の女子800メートルに出場した河村英理香(Rebirth)は2分10秒10で6位だった。高校卒業後、10年間の市民ランナーを経て、現役生活を続ける31歳。100メートルからフルマラソンまで“全種目制覇”した異色のランナーには諦められない夢がある。亡き祖父と交わした約束……。走り続ける理由を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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突然突き落とされた「地獄の日々」 原因不明の菊池病と闘い世界へ、福部真子の使命「私が走ることに意味がある」
2025.08.2615、16日に行われた陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ・アスリートナイトゲームズin福井(9.98スタジアム)。16日の女子100メートル障害決勝では、日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が12秒73(追い風1.4メートル)で優勝した。9月に開催される東京世界陸上の参加標準記録(12秒73)を突破し、代表入りに大きく前進。原因不明の高熱が生じる「菊池病」を患いながらも、競技を続ける29歳のハードラーは「菊池病の人が少しでも生きやすい世界になったら」と同じ病気で苦しむ人への思いを明かした。
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沸いた陸上日本新の“前座”で…躍動した未来のスプリンターの夢 小林隼「世界陸上に出たい」清水希衣「誰にも負けない選手に」
2025.08.2515、16日に行われた陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ・アスリートナイトゲームズin福井(9.98スタジアム)。男子110メートル障害の村竹ラシッドが今季世界2位となる12秒92(追い風0.6メートル)の日本新記録を樹立し、男子100メートルの柳田大輝、女子100メートル障害の福部真子らが9月に開催される東京世界陸上の参加標準記録を突破した。続々と好記録が生まれた2日間、決勝の“前座”に出場した小学生たちも更なる飛躍を誓った。
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クラファン挑戦、偏差値68の都立進学校から叶えた初全国 ChatGPTも活用、「考える陸上」が教えてくれた部活の楽しさ――国分寺・石井優陽
2025.08.16ホットスタッフフィールド広島で7月25日から5日間行われた陸上インターハイ。熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、困難な環境の中で競技を続けてきた選手などさまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は女子走り幅跳びに出場した国分寺の石井優陽(3年)。偏差値68の公立進学校で「考える陸上」をモットーに競技に励み、チームではクラウドファンディングにも挑戦した。新しい部活動の在り方を体現して知った価値とは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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