「日向坂46」を愛する“普通の人” 小日向一輝が5年ぶりに代表に返り咲くまで
五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(テレビ朝日系で独占中継)が7月12日に開幕する。なかでも、注目を集めるのは競泳だ。金メダルを獲得すれば、1年後の東京五輪出場が内定する今大会。「THE ANSWER」は競泳開幕の30日前からカウントダウン連載を行い、出場25選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。開幕まであと25日の第6回は、男子200メートル平泳ぎの小日向一輝(セントラルスポーツ)が登場する。瀬戸大也、萩野公介と同い年の24歳は、アイドルグループ「日向坂46」への熱い想いを胸に、5年ぶりの代表への意気込みを語った。
「世界水泳カウントダウン連載」競泳開幕まであと25日―男子200m平泳ぎ小日向一輝
五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(テレビ朝日系で独占中継)が7月12日に開幕する。なかでも、注目を集めるのは競泳だ。金メダルを獲得すれば、1年後の東京五輪出場が内定する今大会。「THE ANSWER」は競泳開幕の30日前からカウントダウン連載を行い、出場25選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。開幕まであと25日の第6回は、男子200メートル平泳ぎの小日向一輝(セントラルスポーツ)が登場する。瀬戸大也、萩野公介と同い年の24歳は、アイドルグループ「日向坂46」への熱い想いを胸に、5年ぶりの代表への意気込みを語った。
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「超人」の間に割って入り、小日向が5年ぶりの代表の座を掴み取った。4月の日本選手権。優勝した世界記録保持者の渡辺一平には遅れをとったが、日本選手権4連覇中で、2017年世界選手権銀メダルの小関也朱篤には先着して見事な2位フィニッシュ。「5年ぶりのことなので非常に嬉しいです」と率直な思いを口にした。
小日向は自身の事を「普通の人」と称し、渡辺、小関らライバルたちを「超人」だという。「超人の世界なので、その中で僕みたいな普通の人間が戦っていくのは難しかったので色々ありましたね」。苦しんだ5年間を振り返りつつも、今シーズンは開き直ったのだという。
「2人を意識しても、超人と普通の人だと勝負にならない。まずは自分を超えていかないといけないなと」
170センチと小柄な小日向。192センチの渡辺、188センチの小関と比較すれば、体格面では大きく劣る。
「この間、身長を測ったら169でした(笑)。小関選手、渡辺選手だけじゃなくて、今回代表に入ってるメンバーは超人だと思っている。僕は握力だったり柔軟性だったりは一般の方と同じくらいの数値しか出せないので、そういう数字でも明らかに普通の人なんです」
それでも、自称「普通の人」が世界でもトップクラスの実力を誇る両選手に割って入った。その展開は想定していた通りだったという。世界記録ペースで引っ張る渡辺に惑わされず、最後に小関を追い抜いたのだ。
「そういうレースを何度もやってますから。何度もやられてるというのか…。高校生の時からそういうレースを経験してるので、6、7年くらいそういう状況に置かれたままのレースを続けてきて今は冷静にいけるようになりました。
去年は3位で悔しくて…。自分自身のレースというものがなくなってしまって、1人で反省はめちゃくちゃしてました。頭の中で、寝る時にもなんでだろうなっていうのはずっとあったので」