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「しんどくて心も、体も完璧じゃ…」 池江璃花子、苦しくても逃げなかった激動の13レース完泳

世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日、競泳の女子4×100メートルメドレーリレー決勝が行われ、予選8番手の日本(白井璃緒、鈴木聡美、相馬あい、池江璃花子)は3分58秒02で6位だった。自由形でアンカーを務めた池江は、個人種目とリレーを合わせて今大会13レースを完泳。「しんどくて気持ちも、体も完璧じゃない」と反省点を挙げながら、タフなスケジュールを戦い切った。

池江璃花子【写真:ロイター】
池江璃花子【写真:ロイター】

世界水泳福岡・競泳、池江璃花子「凄く満足した8日間」

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日、競泳の女子4×100メートルメドレーリレー決勝が行われ、予選8番手の日本(白井璃緒、鈴木聡美、相馬あい、池江璃花子)は3分58秒02で6位だった。自由形でアンカーを務めた池江は、個人種目とリレーを合わせて今大会13レースを完泳。「しんどくて気持ちも、体も完璧じゃない」と反省点を挙げながら、タフなスケジュールを戦い切った。



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 第1泳者は背泳ぎの白井。第8レーンから飛び出し、平泳ぎの鈴木に繋いだ。米国が大きくリードしてレースを引っ張る中、鈴木は7位から5位に順位を上げて相馬へ繋ぐ。バタフライで6位とし、最後はアンカーの自由形・池江へ。今大会13レース目ながら、全力で泳ぎ切った。予選から2つ順位を上げる6位。プールから上がると、4人で抱擁を交わした。

 日本の平泳ぎは予選の青木玲緒樹から鈴木に変更。約1時間半前に50メートル平泳ぎ決勝を泳いだばかりだが、今大会自己ベストを連発する絶好調の32歳に大一番を託されていた。メンバー変更の可能性が浮上し、池江は悔しさと充実感を見せながら振り返る。

「私は予選が終わった時点でメンバーを替える話が出て、自分で勝ち取った決勝で出られないのは悔しいと思った。出るなら絶対にタイムを上げてやろうと思って、悔しさを結果に出せてよかった。しんどくて気持ちも、体も完璧じゃない。それでもチームのために最後の最後までやりました」

 予選は全体8番手でぎりぎり突破。「もう落ちることはない」。バトンを引き継ぐ相馬に伝えた。「0.1秒でも速く来てくれれば、絶対にフランスに勝ってきます」。タイムの近い国を必ず上回る。自分に言い聞かせるように誓い、プールに飛び込んだ。「“5人”のチームメートと観客、テレビの前の皆さんに少しでも楽しかったと思ってもらえれば」。メンバー変更の青木を入れて胸を張った。

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