捨てた企業の安定「陸上が知られていない」 実業団を退社、YouTube配信も…モデルスプリンターがフリーで走る理由――陸上・山中日菜美

現在は母校・立命館大で練習、フリーで活動するメリットとは
立命館大4年時には日本インカレの100メートルで2位、200メートルで3位に入るなど、全国大会での実績は十分。2019年世界リレーの日本代表にも選出され、日本トップの実績を残してきた。現在は母校を拠点とし、学生たちと練習。個人で活動することは大会のエントリーなど、事務的な作業に苦労する部分もあるが「一番タイムを伸ばせる環境を自分で選ぶことができる」とメリットも感じている。
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昨年は日本選手権で初の決勝進出を果たして4位。5月には11秒51の自己ベストを記録し、今大会は表彰台を目指していた。ただ、6月初めから左足の付け根付近を痛めて練習が思うように積めず。「勝負できるまでに調子が上がらなかった」と言葉を絞り出した。
挑戦はまだまだ終わらない。「目標は自己ベスト更新。そこを更新することが代表などにもつながると思うので。日本選手権の整理がついてから、また頑張りたいと思います」。“安定”を捨てて自ら選んだ道を諦めない。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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