生理前と試合が重なった五輪 伊調馨が語った「月経と体調管理」に女子選手が学べること
ひしひし伝わった伊調さんの気持ち「自分の体に興味を持ち、向き合って」
自分の生理の時期、起こる症状、そして体調の変化。この3つはぜひ、女性の選手、できれば選手を見ている指導者やコーチにも知っておいて欲しいと思います。
もちろん、何でもかんでも「生理のせいにする」という意味ではありません。コンディショニングの一つとして、「今調子が悪いのは月経周期が関係しているのか?」という項目も頭に入れておく。関係がなければ他の原因を探る。この考え方が当たり前になると、よいコンディションの維持やパフォーマンスアップにつがなると思います。
いつでもピークパフォーマンスが発揮できるように、また、健康でいられるように、生理が来ない、異常に出血が多いなど「何かがおかしい」と感じたりしたら、「どうしてだろう?」と考えることの重要性。「自分の体に興味を持ち、向き合ってほしい」という伊調さんの気持ちが、ひしひしと伝わるお話でした。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)