[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

佐々木朗希から死球チェコ打者、日本に感激「ヤマカワさんのハグ、客の拍手が嬉しい」

日本代表・侍ジャパンは11日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド(東京D)でチェコ共和国に10-2の大勝を収めた。しかし、WBC本戦初出場となったチェコの清々しい戦いぶりに、日本のファンも称賛。試合後、佐々木朗希に死球を受けた打者は「ヤマカワさんがハグをしてくれたし、走り出した時にみんなが拍手してくれたことが、すごく嬉しかったです」と日本人に感激していた。

4回に佐々木朗希から死球を受けるチェコ代表のエスカラ【写真:Getty Images】
4回に佐々木朗希から死球を受けるチェコ代表のエスカラ【写真:Getty Images】

佐々木朗希の死球後に拍手

 日本代表・侍ジャパンは11日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド(東京D)でチェコ共和国に10-2の大勝を収めた。しかし、WBC本戦初出場となったチェコの清々しい戦いぶりに、日本のファンも称賛。試合後、佐々木朗希に死球を受けた打者は「ヤマカワさんがハグをしてくれたし、走り出した時にみんなが拍手してくれたことが、すごく嬉しかったです」と日本人に感激していた。

【注目】応援のプロが楽しみにする『チアスタ!』での交流 チアリーダーHARUKAさんの想い

 4回のチェコの攻撃。佐々木の162キロが、ウィリー・エスカラの右膝付近を直撃。エスカラはその場に倒れ込んだ。騒然とする4万1637人の観客。立ち上がると拍手が沸き起こり、「行けるの!?」と驚きの声も漏れた。一塁ベース上で山川穂高内野手にハグをされたエスカラは、右足の状態を確かめるように、右翼ポール方向へ。軽く走った後、全力疾走で戻ってきた。大歓声に包まれた。

 山川は「素晴らしいですね。真剣勝負だから、(死球に対して)怒りの表現になることもあるけれど、僕は基本的にスポーツは紳士的に、クリーンにやるべきだと思っているので、ああいう姿はすごくいいと思いました」と称えた。

 エスカラは試合後、「自分に当たった死球の中で最速のボールです」とおどけた。「当たった瞬間に音がして、骨の音なのか、ボールの音なのかわからず、恐怖を感じたけど、試合に出続けたい気持ちの方が強かった」。さらに「ヤマカワさんがハグをしてくれたし、走り出した時にみんなが拍手してくれたことが、すごく嬉しかったです」とうなずいた。

 予選を勝ち抜いて本戦初出場を決めたチェコは、10日の中国戦でWBC初勝利。日本戦の直前には、パベル・ハジム監督は「最強の日本チームと東京ドームで対戦できること自体、おとぎ話のような、夢のようなことです。まずは9回まで戦いたい」と語っていた。ところが、コールド負けを回避したばかりか、3回表終了時点では1-0でリードを奪っていた。

 先発の右腕オンジェイ・サトリア投手は、130キロに満たないストレート、110キロ台のチェンジアップ、カーブを効果的に駆使。2回までは2安打1四球無失点と粘投し、3三振を奪った。3回1死二塁のピンチでは、大谷翔平投手から3球三振。降板後のベンチで大谷を三振に仕留めたボールを受け取り、笑顔で喜んでいた。戦いぶりをもっともっと見ていたいと思わせるチームだ。

(宮脇 広久 / Hirohisa Miyawaki)



DAZN Beyond


W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集