ジムトレでなかなか体が変わらない人の原因 基本の「10回×3セット」では少ないのか
筋肉の限界に近づける、「最後のもう1発」を挙げるかはメンタル次第
プロレスラーの新弟子たちは、ヒンズースクワットを1000回ぐらいやると聞きます。それこそ、汗の水たまりができるらしい。「僕はプロレスラーじゃないから比べられても……」という人がいますが、言いたいのは人間はそれだけ心のパワーを持っている、ということ。そう簡単に、筋肉の限界がくるはずがありません。心の底から力を出して初めて、筋肉の限界に近づける。そう考えてください。
苦しい局面を打破し、いかにして「最後のもう1発」を挙げるかは、メンタルの持ちようにかかってきます。
僕自身は「きつくなってきたな」と思っても「まだ限界まではきてないな」「まだいけるんじゃないか?」と自分自身の限界点を疑い続けることにしています。これが意外と効果的で、1回、2回は多く回数をこなせるし、時には「アレッ!?」と驚くぐらい粘りが利くときもあります。また、そうやって限界を突破していくなかで、まだまだ成長できる可能性と喜びも感じられるのです。
恐らくあなたの肉体は今、さらなる成長を欲しています。負荷を上げる、回数を増やすなど探りつつ、深く追い込める者のみが手に入れられる「魂の肉体彫刻」を目指してください。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)