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走るべきは「朝か夜か」じゃない 効果的に痩せたい人の「習慣化するランニング術」

忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。フィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソンに向け、体作りについてアドバイスを送る。新たな生活習慣にチャレンジしたい気持ちが高まる4月。ランデビューをもくろむ人必見、習慣化するためのランニングプランニングを2回にわたってレクチャーする。後編は「習慣化するアイデア」と「痩せたい人」の走り方。

「習慣化するアイデア」と「痩せたい人」の走り方とは
「習慣化するアイデア」と「痩せたい人」の走り方とは

連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」―習慣化するランニング計画・後編

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。フィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソンに向け、体作りについてアドバイスを送る。

 新たな生活習慣にチャレンジしたい気持ちが高まる4月。ランデビューをもくろむ人必見、習慣化するためのランニングプランニングを2回にわたってレクチャーする。後編は「習慣化するアイデア」と「痩せたい人」の走り方。

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 ランニングについての取材を受けたり、講習会を開いたりすると必ず聞かれるのが「いつ走ると痩せやすいですか?」「運動効果が上がりますか?」という質問です。

 運動効果はどの時間帯でも変わりません。走って痩せたい、ランの運動効果を感じたいのであれば、何よりも大切なのは習慣にすること。朝か夜か、ではなく、「一番続けやすい時間帯」を見つけることが、最も効果的です。

「続けやすい時間帯」とは、単に空いている時間帯ではありません。「あなたにとって“最も快適に走れる”タイミング」を意味します。「朝起きてから軽く走り、シャワーで汗を流して出勤する」というルーティンワークにハマる人がいれば、「帰宅後、スーツから部屋着に着替える前に走り、風呂に入って食事をとる」ことが気持ちいい人もいる。最近では、ランチタイムにフィットネスジムで30分間だけ走る人、自営業の方ですと午後、眠気で仕事の効率が落ちたら走りに行く人もいます。

「月・水・金は走ろう」など、走る曜日を決めると続けやすい人もいます。短期の目標を1回1回クリアすることで、達成感が得られ、次へのやる気につながるからです。

 人は「心地よい」「楽しい」と感じられると習慣になります。仕事のサイクルやライフスタイルに合わせて、自分にとってもっとも快適なタイミングを見つけましょう。

 それから、「一人では続かない」という方もかなりいます。その場合はランニングの練習会に参加する、会社の同僚や友人を誘うなど、誰かと一緒に走ると、励み、やる気につながります。また、ランの記録をSNSで発信する、ランニングアプリでログを公開することもおすすめです。友人から励ましの声を受けたり、ランニング仲間とつながったりすることで、走るモチベーションが保てますよ。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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