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姿勢を正せば「腸活」につながる “体幹のプロ”が直伝、通勤中も実践できる2つのトレーニング

手のひらの位置でわかる自分の姿勢

 次は、前かがみ姿勢の特徴である「猫背」や「巻き肩」をリセットする体幹トレーニングです。両手を頭の後ろで組むことで、左右の肩甲骨が寄り、巻き肩や猫背姿勢を正します。同時に姿勢や歩行を支える腹部のインナーマッスルと股関節や臀部の筋肉を鍛え、ブレない軸を作ります。

 始める前に、現在の自分の姿勢をチェックしてください。直立の姿勢で両腕を自然に下ろした時、手のひらの位置はどこにありますか?

 もし、手のひらが太ももの横ではなく、前面、もしくは前面にかかっている場合、あなたは前かがみ姿勢です。腹式呼吸と合わせて以下の姿勢づくりのトレーニングをしてください。

「猫背」や「巻き肩」をリセットする体幹トレーニング【写真:近藤俊哉】
「猫背」や「巻き肩」をリセットする体幹トレーニング【写真:近藤俊哉】

【HOW TO】
 両手を頭の後ろで組み、背筋を伸ばす。口から息を吐きながら、一方のひざをへその位置までゆっくり上げて5~10秒キープ。この間に息を吐き切る。鼻から息を吸いながら足を床に戻す。続けて2セット行ったら、もう一方も同様に行う。(or 左右交互に2セットずつ行う。)

 終わったら、もう一度、直立の姿勢で両腕を下ろしてください。手のひらが太ももの横にくると思います。これが目指す姿勢です。

 今回紹介したトレーニングは、毎日、継続するのが理想です。選手たちにも「3日間、トレーニングをしないとインナーマッスルは落ちやすい」と伝えています。まずはこの2種目で体の土台となる姿勢を整えたうえで、競技や体作りの目的にあった体幹トレーニングをプラスしてください。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、サンフレッチェ広島ユースアドバイザー(11~13年)など歴任。久保建英専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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