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睡眠の質を上げる「就寝前のストレッチ3種」 布団に入っても眠れない人にオススメ

「THE ANSWER」YouTubeチャンネルで「就寝前のストレッチ3種」を紹介
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中野トレーナーも日々行っているストレッチ3種を紹介

 さて、具体的なストレッチの内容ですが、今回は私自身も日々行っている種目を紹介します。しかも、たったの3種目。寝る準備を万端に整えてから、体勢をあまり変えなくてもできる内容です。

 通常であればたくさんのストレッチをやって欲しいのですが、寝る直前にたくさんは面倒ですし、続けられませんよね。それに、寝る直前に、立ったり座ったり横になったりと体勢が変わる内容では、目が覚めてしまって、寝る準備になかなか入れない人もいます。ですから、普段の生活のなかで非常に使いやすい筋肉だけを伸ばしていきましょう。

 伸ばす順番は、最初に大腿四頭筋、次に腰背部と殿筋、最後が内転筋です。

 大腿四頭筋は、立ったり歩いたりするたびに使われる太ももの前側の筋肉。特に人は体の裏側よりも前側の筋肉をよく使う傾向があるので、大腿四頭筋を酷使されている方もいます。ここを伸ばしてあげると、脚の疲れがずいぶん楽になりますよ。

 次の腰背部から殿筋にかけてのストレッチですが、歩行に関与する中殿筋、そして座りっぱなし、立ちっぱなし、いずれの姿勢でも負荷のかかる腰を伸ばします。最後の内転筋ですが、骨盤と脚をつなぐため、やはり歩くたびに使われます。またケアを怠ると硬くなり、膝のアライメントが崩れる原因に。ですから、伸ばすことで膝痛の予防にもつながります。

 私自身も疲労困憊でベッドに入った後、あれもこれもと動きながらストレッチをするのが正直、面倒臭い。それで、最初は横向きで伸ばし、あとはあおむけのまま行えるという、この3種目のストレッチに落ち着きました。疲れた日などは、内転筋に行く前に寝落ちすることもしばしば。皆さんもうまく眠りに誘導できるのでは、と自信を持っておすすめします。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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