東京五輪を見ながら実践! 男性の夏のお悩み「ぽっこり腹解消法」のタイプ別対策とは
忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は「ぽっこり腹の解消法」について。動画では、中野トレーナーが推奨するタイプ別トレーニングを紹介。東京五輪のアスリートに負けずに実践しましょう!
連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」
忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は「ぽっこり腹の解消法」について。動画では、中野トレーナーが推奨するタイプ別トレーニングを紹介。東京五輪のアスリートに負けずに実践しましょう!
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薄着になるとどうしても気になるのがお腹の肉。「ぽっこり腹の解消法」は夏のダイエットをテーマにした取材で、必ず聞かれるお題です。
お腹痩せは、皆同じトレーニングをするのではなく、タイプ別で対策を変えるのが正解です。
早速、お腹のタイプを簡単にチェックしましょう。みなさんの「ぽっこり腹」は次のうちどちらでしょうか?
<1>全体的にポッコリと前に突き出ている。
<2>主にへそ下あたりの下腹部がポッコリと出ている。
<1>と答えた方は、内臓の周りについた脂肪が原因の「内臓脂肪」タイプです。
こちらは、体のシステム上、男性に多くみられます。「お腹痩せといえば腹筋」と、一生懸命、腹筋に取り組む方は少なくないと思いますが、最初にやるべきはお腹の内容物=脂肪を減らすことです。筋肉をつけて引き締めるよりも、断然、お腹が凹みます。
運動で言うと、有酸素運動が効果的。ただし、筋肉量が少ないとせっかくウォーキングやジョギングをしても、体脂肪の燃焼率は非常に悪い。そこで、下半身の筋肉量をアップしつつ、有酸素運動を取り入れることが、効率よく脂肪を落とせるポイントとなります。
次に<2>と答えた方は、骨盤周りの筋肉が弱くなっているタイプです。こちらは女性に多くみられます。
弱くなっている筋肉の一つが、下腹部のインナーマッスル、骨盤底筋群。骨盤底筋群とは、骨盤の底で下から内臓を支えるハンモックのような筋肉群です。弱くなると内臓の位置がずれて前に押し出され、下腹部がぽっこり出てしまいます。
また、お尻や太ももの筋肉の柔軟性が低下や、骨盤と太腿の骨をつなぐ腸腰筋が弱くなるのも原因の一つ。これらの筋肉が弱くなると、骨盤を正しいポジションで維持できなくなり、後ろに傾きます。すると、やはり内臓の位置がずれてしまい、下腹部がぽっこり出てくるのです。