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「中国逆転で銀を」 シンクロ日本、東京五輪へ“4年計画”で崩すべき「印象の序列」

青木氏「怖い」という「第4の強国」…「持っているものは間違いなく凄い」

「怖いのはウクライナです」

 こう明かした上で、「第4の強国」について分析した。

「リオ五輪までは日本とウクライナはどちらがメダル獲るか、常に競った状態でした。今回、ウクライナもメダルを獲りに来る。ロシアに体格的に似ていて、リフトの高さも圧倒的に高い。見栄えもするし、日本と同じ技術力と細かさを手に入れたら負けてしまう。スタイルとかバネとか、持っているものは間違いなく凄い。でも、下を見るより上を見るしかないと思います」

 20年東京五輪は自国開催。青木氏は最後にシンクロ界の発展の願いを込め、ファンにメッセージを送った。

「これからどんどん盛り上がってほしいけど、シンクロはなかなか見る機会がない。でも、今回は決勝種目も日本の夜の時間帯に重なる。いい機会なので見てほしいです。シンクロというと、どうしても井村先生のイメージが強いけど、泳いでいるのは選手なので。その演技を見て、選手の凄さを知ってもらえたらと思います」

 ブダペストの地で踏み出す、東京への第一歩。「マーメイドジャパン」はどんな演技で魅了し、一つでも表彰台の高い場所に上れるのか。美しくも激しい、注目の戦いが幕を開けた。

◇青木 愛(あおき・あい)

 地元の名門クラブ・京都踏水会で水泳を始め、8歳から本格的にシンクロナイズドスイミングに転向。ジュニア五輪で優勝するなど頭角を現し、中学2年から井村雅代氏(現・代表HC)に師事する。20歳で世界水泳に臨む日本代表選手に初選出されたが、肩のケガにより離脱。その後も補欠に回ることが多く、「未完の大器」と称された。北京五輪代表選考会では劣勢を覆し、代表の座を獲得。欧米選手に見劣りしない恵まれた容姿はチーム演技の核とされた。引退後は、メディア出演を通じてシンクロに限らず幅広いスポーツに携わっている。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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