男子マラソンで感動の一幕 ソマリア難民だった2人、メダル直前の鼓舞シーンがSNS話題【東京五輪名珍場面】
いよいよ明日24日から東京パラリンピックが開幕する。東京五輪で日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。パラリンピックへ“熱”を繋ぐべく、競技場内外で生まれた五輪17日間の名珍場面を回顧する。今回は男子マラソンでの感動的なシーンだ。銀メダルを獲得した選手が、ゴール直前で後ろに続いていた3位の選手を鼓舞。ともにメダルを決めて抱擁を交わした様子に、SNS上では「いいシーンでしたね」などと反響が寄せられていた。
24日開幕のパラリンピックへ、東京五輪をプレーバック
いよいよ明日24日から東京パラリンピックが開幕する。東京五輪で日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。パラリンピックへ“熱”を繋ぐべく、競技場内外で生まれた五輪17日間の名珍場面を回顧する。今回は男子マラソンでの感動的なシーンだ。銀メダルを獲得した選手が、ゴール直前で後ろに続いていた3位の選手を鼓舞。ともにメダルを決めて抱擁を交わした様子に、SNS上では「いいシーンでしたね」などと反響が寄せられていた。
最終日の8日、札幌で行われた男子マラソン。現役最終レースと位置づけた大迫傑(ナイキ)の走りに注目が集まったが、メダルをかけた2人のゴールシーンも話題を呼んでいた。スパートをかけた2位アブディ・ナゲーエ(オランダ)が、ゴール直前に後ろを振り返り、ケニア選手と3番手を争っていたバシル・アブディ(ベルギー)に発破をかけた。
銀メダルを獲得したナゲーエの“早く来い!”というような素振りに応えるように、アブディは最後の力を振り絞って銅メダルを獲得。ゴール後は熱い抱擁を交わした。2人はともにソマリア出身。内戦下の祖国を離れた難民として、別々の国で代表となり、五輪の表彰台を掴んだ。
実際の映像を見たツイッター上のファンも、続々と反応。「国は別々なのにいいシーンでしたね」「ゴール後に改めてオランダとベルギーの選手がハグしていてなんかいいなと…」「2位に入ったオランダ選手がゴール目前に、『ほらっ! お前(ベルギー選手)も上がってこい!』って先導したのがスゴイ良かったです」「2位のオランダの選手が、4位のベルギーの選手に声をかけて、3位になるとこが、めっちゃ感動した!」「特別な想いが伝わってきた。笑顔素敵だ」などと投稿されていた。
こうした感動的なシーンも多数見られた東京五輪。パラリンピックでも選手たちの躍動に期待したい。
(THE ANSWER編集部)