20歳入江聖奈が涙の金メダル! 女子ボクシング史上初の快挙、決勝で19年世界女王を撃破
東京五輪のボクシングは3日、女子フェザー級決勝で入江聖奈(いりえ・せな、日体大)が2019年世界選手権女王ネスティ・ペテシオ(フィリピン)に勝利し、日本女子初の金メダルを獲得した。ボクシングでの金メダル獲得は1964年東京五輪金の桜井孝雄、12年ロンドン五輪金の村田諒太に続く3人目。
ボクシング女子フェザー級決勝
東京五輪のボクシングは3日、女子フェザー級決勝で入江聖奈(いりえ・せな、日体大)が2019年世界選手権女王ネスティ・ペテシオ(フィリピン)に勝利し、日本女子初の金メダルを獲得した。ボクシングでの金メダル獲得は1964年東京五輪金の桜井孝雄、12年ロンドン五輪金の村田諒太に続く3人目。
第1ラウンド(R)からリズムをつかみ、5人のジャッジ全員が入江を支持。第2Rはペテシオの攻勢を受け、ポイントを奪われた。運命の第3Rは両者の意地が激突。激しく打ち合った。判定で金メダルが決まると、入江は跳び上がって喜んだ。そして歓喜の涙を流した。
入江は1回戦から危なげなく勝ち上がった。28日の準々決勝で勝って4強入り、3位決定戦がないため、女子初の銅メダル以上を確定させると、31日の準決勝では19年世界選手権銅の英国選手を破り、女子初の決勝進出を決めていた。
20歳の入江は鳥取県米子市出身。日体大の3年。中学時は陸上部。米子西高からボクシングに専念し、3年時には世界ユース選手権で銅メダル獲得。日体大進学後は19年の世界選手権に出場。この日拳を交えたペテシオに敗れ、8強だった。
日本勢は女子フライ級の並木月海(自衛隊)も銅メダル以上を確定させており、4日には準決勝に挑む。男子フライ級でもこの日の午前中に田中亮明(中京高教諭)が準々決勝に勝利。3位決定戦がないため銅メダル以上を確定させている。
(THE ANSWER編集部)