19歳三浦龍司、史上初の7位入賞も「悔しい気持ち」 3年後パリ五輪では「7位以上を」
東京五輪の陸上は2日、男子3000メートル障害決勝で19歳の三浦龍司(順大)が8分16秒90で7位入賞を果たした。同種目では日本人初の快挙。スフィアヌ・バカリ(モロッコ)が8分8秒90で金メダル。
男子3000メートル障害
東京五輪の陸上は2日、男子3000メートル障害決勝で19歳の三浦龍司(順大)が8分16秒90で7位入賞を果たした。同種目では日本人初の快挙。スフィアヌ・バカリ(モロッコ)が8分8秒90で金メダル。
三浦は序盤から先頭でレースを進め、その後もアフリカ勢に食らいついていった。半分を切ったあたりからレースはペースアップ。少しずつ先頭集団から遅れ始めた。それでもラスト1周でもなんとか粘り、ラストで前を行く選手を抜き見事に7位でフィニッシュした。
レース後のインタビューでは「入賞はできたのですが、悔しい気持ちもある。オリンピックの舞台で決勝も走れた。目標としていたところはクリアできた。3年後のパリ五輪目指しているので、7位以上、納得できるような走りをしたい」と悔しさを滲ませながらも、3年後を見据えた。
順大2年の三浦は準決勝で8分9秒92の日本新記録をマーク。自身の持つ日本記録を6秒以上更新し、全体2位で日本人49年ぶりの決勝進出を果たしていた。
三浦は島根県浜田市出身。3000メートル障害の記録を破り続けている。京都洛南高では3年時に30年ぶりに高校記録を更新すれば、大学進学後も昨年、41年ぶりに日本学生記録を樹立。そして今年5月、18年ぶり日本新を塗り替えれば、6月の日本選手権では転倒しながらも8分15秒99をマーク。1か月前に記録した自身の記録を再び更新していた。
また昨年の箱根駅伝予選会では、初挑戦のハーフマラソンで1時間1分41秒を記録し、大迫傑が持つU20日本最高記録を10年ぶりに更新。全日本大学駅伝では1区区間新をマークした。
(THE ANSWER編集部)