前橋1年8か月合宿の南スーダン選手が力走6着 「YOUは何しに日本へ?」密着でも話題に
東京五輪は2日、陸上女子200メートル予選が行われ、群馬・前橋で1年半以上の長期合宿を行ってきた南スーダン選手団の一人、ルシア・モリスが登場し、25秒24の組6着だった。
陸上女子200m予選に登場の20歳モリス、五輪金メダリストらと夢舞台
東京五輪は2日、陸上女子200メートル予選が行われ、群馬・前橋で1年半以上の長期合宿を行ってきた南スーダン選手団の一人、ルシア・モリスが登場し、25秒24の組6着だった。
国立競技場の舞台に立ったモリスは、8人が出場した予選2組に4レーンで登場。スタートから遅れたものの、最後まで力強い走りを見せ、隣のパキスタン選手には先着。6着となった。
世界ランクは2210位。一緒に走ったシェリーアン・フレイザープライス(ジャマイカ)は08年北京、12年ロンドンの100メートル金メダリストで今大会も銀メダル。世界選手権優勝経験もあるダフネ・スキッパース(オランダ)らと走り、予選敗退となったものの、夢舞台を経験した。
南スーダンの選手団は選手4人とコーチ1人の計5人、“海外一番乗り”で2019年11月に来日。国内の練習環境が整っていないことから、前橋市が受け入れ、サポートを行ってきた。
来日した際はテレビ東京系の人気番組「YOUは何しに日本へ?」の密着を受け、奮闘や生活ぶりが話題に。大会が1年順延となり、滞在期間も1年8か月に延びたが、選手団の先陣を切って20歳が奮闘した。
(THE ANSWER編集部)