日本が警戒するアルゼンチンの得意戦術 松島幸太朗は「パニックにならない」と予習万全【ラグビーW杯】
キック以外に勝負を分けるもの「互いに負けたら終わりなので…」
世界ランク12位の日本と同9位アルゼンチンはともに2勝1敗の勝ち点9で並び、得失点差でアルゼンチンが組2位、日本が同3位。最終戦で勝った方が8強に進む。試合を重ねるごとに精度を上げているのは互いに同じだ。松島は言う。
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「相手もW杯前より完成している。テストマッチとは違う。互いに負けたら終わりなので、気持ちのぶつかり合いになる。メンタル的なところが一番大きいと思います。勢いに乗り出したら怖いチーム。僕らも勢いに乗れば怖いチームになれるので、自分たちも最初から気持ちでも勝ちに行きたい。
本当にいつも通り。自分に何が必要か、仕事が何なのか理解してゲームに入る。練習でどういうシチュエーションが多くなりそうだとか、相手のアタック、ディフェンスを予測しながらやっていく。試合に入った時に予想通りだなと思うところがあれば落ち着いていける。予習という部分で力を入れていければ、試合でもパニックならない」
昨年3月に就任したマイケル・チェイカ・ヘッドコーチは、15年大会でオーストラリア代表を準優勝に導いた手腕の持ち主。就任後は敵地でニュージーランド、イングランドを破るなど地力を高めてきた。松島は「勝つことしか考えていない。不安よりも早く試合をしたい気持ちです」と待ち遠しい様子。日本が誇る快足ウィングは、攻守に爆走してくれるはずだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)