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決勝T進出に欠かせないラグビー日本の得点源 総得点45%を「足」で稼ぐSO松田力也の極意

レメキにティラノザウルスと指摘された松田のポーズ【写真:Getty Images】
レメキにティラノザウルスと指摘された松田のポーズ【写真:Getty Images】

日本の武器に自信「出せればどこの国にも負けない」

 28日のサモア戦から2日経ったこの日は、現地時間正午過ぎから冒頭約15分のみ練習を公開。松田は松島幸太朗とペアを組み、ストレッチに励んだ。チーム全体でも笑顔が多く、リラックスした様子。右ふくらはぎの負傷で前戦を欠場したSH流大の姿はなかったが、それぞれが順調に調整を進めた。

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 一方、この日は10大会連続10度目出場のアルゼンチンがチリから8トライを奪い、59-5で圧勝。ボーナスポイントを含む勝ち点5を積み上げた。2勝1敗の総勝ち点9は日本と並んだが、得失点差でアルゼンチンが2位、日本が3位に。最終戦で勝った方が8強に進むが、引き分けなら日本の敗退となる。2007年大会で3位に入り、15年も4位だった南米の雄を倒さなければならない。

 SHはサモア戦に続き、流ではなく齋藤直人とハーフ団を結成する可能性もある。「アタックでは日本のテンポが大事。この大舞台で試合を重ねてよくなっている。それが9番、10番だけじゃなく全員が同じように、FW、BKも一体になっているのが大事」と共通理解の大切さを強調し、大勝負に挑むためのメンタリティーを説いた。

「毎試合、毎試合勝つというメンタルで準備していますし、そういう部分では変わらない。絶対にプレッシャーをかかってくるし、それを全員が受け入れて楽しめるか。その中で自分たちのやってきたことを次の試合で全部出す。それが最後のボールの転がりとか、そういうところに繋がると思う。それは全員が同じようにやっていくしかない」

 そして、時間の経過とともに強固な一枚岩となれる日本の武器に強烈な自信を示した。

「自分たちがやってきたことを出せればどこの国にも負けない。自分たちの準備に対する姿勢、ラグビーに対する理解度は世界でもいいものを持っている。それをアルゼンチン戦で出して結果で示したい。スタッフとメンバー33人、ここまで合宿してきたメンバー全員の分を背負って戦いたい」

 日本の3戦82得点のうち、37得点をキックで稼いだ男。決勝T進出には、得点源となる桜のスーパーブーツが欠かせない。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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