パナソニック、5連勝の原動力はリザーブ 主将・堀江も満足「期待通りの動きをしてくれた」
ラグビーのトップリーグ(TL)第5節は15日、埼玉・熊谷ラグビー場の第2試合でパナソニック―東芝の全勝対決が行われ、パナソニックが46-27で制して開幕5連勝。首位をキープした。パナソニックのPR稲垣啓太、HO堀江翔太、SO松田力也、東芝のNO8リーチ・マイケルと昨年のワールドカップ(W杯)日本代表メンバー4人がスタメン出場。第1試合のキヤノン―ホンダに続き、熊谷は満員となった。観衆は2万2705人だった。
観衆2万2705人の中、東芝との全勝対決制す
ラグビーのトップリーグ(TL)第5節は15日、埼玉・熊谷ラグビー場の第2試合でパナソニック―東芝の全勝対決が行われ、パナソニックが46-27で制して開幕5連勝。首位をキープした。パナソニックのPR稲垣啓太、HO堀江翔太、SO松田力也、東芝のNO8リーチ・マイケルと昨年のワールドカップ(W杯)日本代表メンバー4人がスタメン出場。第1試合のキヤノン―ホンダに続き、熊谷は満員となった。観衆は2万2705人だった。
前半は東芝に先制を許すなど押し込まれる展開が続いた。それでも13分にFL長谷川峻太、29分にLOヒーナンダニエル、32分にCTBディラン・ライリーがそれぞれトライを決めるなど22-17とリードで折り返す。後半は東芝に一時は逆転されるも、CTB山沢、WTB竹山、SH小山がトライを重ねて再逆転。終わってみれば計7トライで46得点、開幕5連勝とボーナスポイント獲得を決めた。
主将のHO坂手淳史が3試合出場停止となっている影響もあり、ゲームキャプテンを務めた堀江は「前半あまりよくなかったが、『何が悪かったのかしっかり明確にして、自分たちがやってきたこと以外をしようとするな』とずっと話していた。そこを注意しただけで、1人1人の判断や、やるべきリーダーが率先してチームを引っ張ってくれた」と試合を振り返った。
山沢、福井、小山ら後半に途中出場した選手が活躍した。堀江は「リザーブの選手がどのようにチームに元気を与えるかは、自分も意識していたこと。期待通りの動きをしてくれた」とたたえた。ロビー・ディーンズ監督は「特に小山が後半2トライ重ねたことは非常に評価している。福井は毎試合パフォーマンスが上がっている。山沢がディフェンスをかき乱すというのは相手は嫌だったと思う」とそれぞれを評価した。
一方、敗れた東芝のトッド・ブラックアダーHCは「パナソニックがボールをキープして、自分たちがプレッシャーをかけられた。自分たちのシステムに部分、部分でエラーが生じた。我々の準備はうまくいっていたが、うまくいかなかった部分で相手が上回ってきたと思う」と相手を称えた。東芝の小川高廣主将も「パナソニックがいい準備をして、いい結果を出した」と話した。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)