34歳堀江翔太、今後の代表活動は「微妙」 W杯出場3度も思い変化「情熱あるかどうか」
ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は2日、キヤノン―パナソニック戦が東京・町田GIONスタジアムで行われ、パナソニックが51-17で開幕4連勝を飾った。ワールドカップ(W杯)日本代表HO堀江翔太は、前半16分から途中出場して勝利に貢献。試合後の会見では、日本代表に対する思いを語った。
2日のキヤノン戦後の会見で胸中吐露「そういう情熱がないのかな」
ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は2日、キヤノン―パナソニック戦が東京・町田GIONスタジアムで行われ、パナソニックが51-17で開幕4連勝を飾った。ワールドカップ(W杯)日本代表HO堀江翔太は、前半16分から途中出場して勝利に貢献。試合後の会見では、日本代表に対する思いを語った。
達観していた。前半開始早々にHO坂手淳史が退場。1人少ない状況となっても、途中出場の堀江は冷静だった。タックルをものともせず、大きく前進するシーンを見せるなどFW陣をけん引。「14人になったけど、僕たちの仕事、やることは変わらないと話をした。やること以外をやるとチームがバラバラになる。なんとか結果が出てよかったです」と胸を張った。
ロビー・ディーンズ監督からも「オンフィールド、オフフィールド、両面でチームを引っ張っている」と全幅の信頼を得る堀江。まだまだ日本ラグビー界を支える実力を持つが、代表に対する思いは変化が生じつつあるという。
「若い選手、ガッキー(稲垣)とか力也(松田)とかは、JAPANの大きな試合が控えている中でやっているというのは凄いと思う。僕自身、34歳で選ばれるかどうか、行くかどうかわからない年なので。その分、メンタル的に楽な状況なのかなと思います」
2009年に代表初キャップ。W杯には2011年から3大会連続で出場するなど、長年日の丸を背負ってきた。昨秋のW杯でも8強入りに貢献。そんな堀江も、日本代表への情熱が薄まってきているのかもしれない。
「そこら辺(代表)のパッションがあるかどうかといったら微妙。2011年からトップに向けて走り続けて、チームを渡り歩いて自分を高めてきたが、そこまで走り続けると、結構しんどいもので……」と正直な胸の内を明かした。続けて「日本代表のためにできるか、責任があるかどうかというのは考えると微妙。そういう情熱がないのかな、と思っている」と話した。