開幕4連敗の三菱重工相模原、悲願の1勝へ手応え HC「誇りに思うパフォーマンス」
ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は1日、16位で最下位に沈む三菱重工相模原と3位の東芝戦がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、東芝が45-26で開幕4連勝を飾った。12年ぶりに昇格した三菱重工相模原は開幕4連敗となったが、東芝相手に善戦したチームにグレック・クーパーHCは手応えを感じたようだ。
12年ぶりにトップリーグ昇格、東芝相手に善戦「チームの発展につながる」
ラグビーのトップリーグ(TL)第4節は1日、16位で最下位に沈む三菱重工相模原と3位の東芝戦がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、東芝が45-26で開幕4連勝を飾った。12年ぶりに昇格した三菱重工相模原は開幕4連敗となったが、東芝相手に善戦したチームにグレック・クーパーHCは手応えを感じたようだ。
敗れはしたが、どこか嬉しそうだった。試合後、会見に臨んだクーパーHCは「我々はまだTLに入ったばかりで、若いチーム。トップチームと対戦していい勝負ができることを目指している。誇りに思うパフォーマンスを選手たちがやってくれたと思うし、我々のチームの発展につながるパフォーマンスだったと思う」と話した。
前半は今季負けなしの東芝相手に、互角以上の戦いを見せた。前半7分にCTBローランド・アライアサがインターセプトから約60メートルを独走し、先手を奪うトライ。12-12の前半30分にはルーキー・HO宮里侑樹が華麗なステップでトライを決めるなど、19-19の同点で折り返した。
後半に地力を見せつけられる形になったが、今季から新加入のHO宮里、PR森本潤、PR細田隼都の“新人三銃士”がフロントローでスタメン出場し、躍動した。クーパーHCは「若いとはいえ、チャンスを与えていかないといけない」と将来を担う若手に期待。強豪・東芝相手の奮闘は「我々にとっていい経験になった」とうなずいた。
2007-08シーズン以来となるTLの戦い。TLで勝利したことはなく、歴史的1勝を目標としている。主将のNO8土佐誠は「勝ちの歴史はないチームだが、少しずつステップアップしていると、結果は出ていないけれど、実感している」と手応えを口にした。歴史的勝利が、ぼんやりと見えてきた。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)