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トップリーグ会場に女性の列 女子学生が無料ペイント実施「今までと違うテイストで」

ラグビーのトップリーグ第4節は1日、ニッパツ三ツ沢球技場で三菱重工相模原―東芝戦が行われ、ラグビー人気で多くの観衆が詰めかける中、会場入り口近くでは無料ボディーペイントによるイベントが実施された。

岩崎学園横浜fカレッジの学生たちが筆を持ち、無料ボディーペイントを行った【写真:宮内宏哉】
岩崎学園横浜fカレッジの学生たちが筆を持ち、無料ボディーペイントを行った【写真:宮内宏哉】

トップリーグ・三菱重工相模原、神奈川県庁、岩崎学園がコラボ

 ラグビーのトップリーグ第4節は1日、ニッパツ三ツ沢球技場で三菱重工相模原―東芝戦が行われ、ラグビー人気で多くの観衆が詰めかける中、会場入り口近くでは無料ボディーペイントによるイベントが実施された。

 数十人の長蛇の列ができた。元ラガーマンなのか、体格のいい男性が集まるラグビー場。その中で女性や家族連れが多く並ぶ場所があった。三菱重工相模原がグッズ販売をするテントの隣。列の理由は無料ボディーペイントだった。

 筆を握っていたのは、学校法人岩崎学園横浜fカレッジの学生。神奈川県庁スポーツ局、三菱重工相模原ダイナボアーズ、同学園の3者によるコラボ企画だ。この日は1年生6人が来場者に対して会場横のテント内でペイントを行った。ラグビーボール形、ハート形、ダイナボアーズの頭文字「D」「B」「DB」の全5種類。女性を中心に小さい女の子など家族連れにも大人気だ。

 岩崎学園の広報担当者によると、ダイナボアーズから若年層のファンが少ないことを相談されたという。「今までのラグビーとは違うテイストで何かできないか。若者、ラグビーに馴染みのない人にも喜んでもらいたい。学生たちの目線で見ないとわからないこと、発見がある」。学生にとっても、将来的に化粧品会社などで接客業に携わる可能性もあるため「実際にお客様と話をしながらできる。説明の仕方など、生きた学びになる」と互いにとってプラスになるという。

 同学園の情報科学専門学校では「ダイナボアーズ応援サイト」を開設。横浜デジタルアーツ専門学校は応援ポスターを作成し、会場でも配布している。全て学生の手で行われたものだ。

 今季、予定しているイベントはこの試合だけだが「ラグビーの熱をいかに落とさずにできるかを考えています。今後も連携を進めていけたら」と広報担当者。この日、多くのファンにペイントを記した学生6人は、もちろん試合を観戦する。緑のダイナボアーズジャージでともに戦うつもりだ。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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