田中史朗「勝つ意識欠けている」 新加入でも遠慮なし、35歳が強く求める“戦う姿勢”
日本代表に「できれば入りたい」と意欲も、チームに集中
W杯期間中、終了後のパレードでも満員の観衆を見て感涙。桜のジャージを着て、日本中から熱狂的な応援をもらった。国の、チームの「代表」として戦う重みを知る。だからこそ、経験を伝えるために我慢せず声を上げるつもりだ。
25日には日本代表のジェイミー・ジョセフHCがトップリーグを視察。23年W杯フランス大会に向けて動いている。田中は「できれば代表も行きたいですけど」と意欲を見せつつ「まずはキヤノンで勝つことが一番重要。できれば入りたいですし、そのために全力でプレーしたい。でも、キヤノンにフォーカスを当てて、自分がどうこうではなくて、チームとして戦っていきたい」と強調した。
次節の相手は開幕3連勝で首位を走る古巣・パナソニック。稲垣啓太、堀江翔太ら日本代表の多い相手にも「やることは変えず、自分たちの作戦を遂行する。相手もフィジカル的にも強いし、速さもあるので、そこにブレずに自分たちのやりたいことをしっかりやる。そこで個人的な感情が入ってしまうとチームとして成り立たなくなる。キヤノンを意識してやりたい」と集中した。
酸いも甘いも経験したベテランがもたらす効果とは。田中の加わったキヤノンが壁に挑戦する。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)