準々決勝でモロッコに惜敗

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は10日（日本時間11日）、準々決勝でポルトガルはモロッコに0-1で敗れ、4強入りはならなかった。またもW杯トロフィーを掴めなかったFWクリスティアーノ・ロナウドは試合後に号泣。米メディアは上空からその姿をとらえた2枚の写真を公開すると、海外ファンからは「本当に悲しい」「心にくる」といった反響が寄せられている。

　堪え切れず感情があふれた。決勝トーナメント1回戦のスイス戦に続き、2試合連続の先発落ちとなったC.ロナウド。0-1で迎えた後半6分からの登場で懸命にモロッコのゴールに迫ったが、力は及ばなかった。試合終了の笛を聞くとピッチにうずくまり、起き上がると手で顔を覆って人目もはばからず涙した。

　米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門インスタグラムアカウントは、悲哀に満ちたロナウドの様子を上空からとらえた2枚の写真を公開。ファンからも悲痛な声が寄せられている。

「それでもGOAT（史上最高）な一人。彼にリスペクトを」
「GOAT論争終了!!!」
「誰もがネイマール、ロナウドで泣いている、次はメッシかも」
「あふれる感情」
「ポルトガルもロナウドも大好きだから、本当に悲しい」
「ロナウドの涙は心にくる」
「輝かしい世界的キャリアの終焉」
「涙を誘う」

　なかには、決勝でアルゼンチンのFWリオネル・メッシとの対決を期待していたファンから「メッシのファンでもこの写真は悲しい」「サッカーの神様はそうではなかったのかな」と落胆の声も多く上がっていた。

　史上初のW杯5大会連続ゴールの偉業を達成したC.ロナウド。かつて“クライベイビー”と呼ばれた男は最後、悲しみの涙で大会を去った。