カタールW杯でアルゼンチンを破ったサウジアラビア

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）、グループリーグ（GL）で優勝候補のアルゼンチンを破ったサウジアラビアに対し、同国のムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が、全選手に50万ユーロ（約7245万円）の高級車ロールス・ロイスを贈呈するとスペインなど各国メディアが報じた。世界の話題を呼んだニュースだったが、26日に行われるポーランド戦に向けた会見で選手は否定したという。

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　スペイン紙「マルカ」は「ムハンマド・ビン・サルマーンが、アルゼンチンに勝ったサウジアラビアの選手全員にロールスロイスを贈呈」「全選手が50万ユーロ（約7245万円）の価値があるロールス・ロイス ファントムのモデルを受け取る」と伝えた。これは26日までに各国で報道され、大きな話題になった。

　しかし、26日に行われるポーランド戦に向けた会見でFWのサレハ・アルシェハリは噂を否定したという。ドイツ一般紙「ヴェストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング」によると、会見でもその話題にまつわる質問が出たが、29歳のストライカーは「事実ではないんだ」と説明。その上で「僕らは国に尽くし、ベストを尽くすために戦っているんだ」と強調し、選手として目の前の試合に集中する決意を語った。

　サウジアラビアは22日に行われたグループリーグ初戦で、メッシを擁するアルゼンチンを相手に2-1で逆転勝ち。世界を驚かせ、翌23日を祝日にすると国王が発表し、国内全体がお祝いムードに包まれていた。