ウェールズGKが退場処分に

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は25日、グループリーグでウェールズが0-2でイランに敗れた。試合終盤、VAR判定による今大会初のレッドカードが提示され、GKが退場処分に。1人少ない状況からアディショナルタイム（AT）に2失点したが、膝が相手の顔面に当たってしまった決定的瞬間の画像を米メディアが公開。「これが試合を変えた」「不運だ」と海外ファンから反響が集まっている。

　無念の退場劇だった。0-0で迎えた後半39分、自陣からのロングパスに抜け出したイランFWテレミは高いディフェンスラインの裏に抜け、完全に1対1の状況に。ここでウェールズGKヘネシーが思い切って飛び出した。ヘネシーは右脚を高く上げたが、そのままの体勢でテレミと激しく衝突。テレミはその場に倒れ込んだ。

　主審が提示したのはイエローカード。決定機を危険なプレーで防がれ、イランの選手たちは納得いかない様子だったが、VARにより判定はレッドカードとなった。写真で見ると、ヘネシーの右ひざ付近がテレミの顔面にまともに入ってしまっていた。

　決定的瞬間の写真を米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」公式ツイッターが公開。「ウェールズのウェイン・ヘネシーが今大会初のレッドカードを提示された」と紹介すると、海外ファンから様々な反響が集まった。

「危険なタックルだ」
「何考えてたんだ？」
「これが試合を変えた」
「WWEか」
「あらら」
「不運だったね」

　10人となったウェールズはATに2失点。悪夢の敗戦となった。