カタールW杯・C組でアルゼンチンから大金星を挙げた

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は22日、C組で世界ランク51位のサウジアラビアが同3位の優勝候補アルゼンチンに2-1で逆転勝利。歴史的ジャイアントキリングを成し遂げた。後半8分に逆転ゴールが決まった瞬間、地元のサウジアラビア実況席は興奮のあまり壊れる展開に。図らずも歓喜が伝わる“名実況”がネット上で拡散され、「鳥肌もの」「過去最高の実況だ」との声が上がっている。

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　壊れてしまうのも無理もない。1-1で迎えた後半8分。サウジアラビアは右サイドの突破から中央にクロスを入れ、好機を作る。中央から放ったシュートは相手DFに当たり、高く跳ねあがったが、これを拾ったアルダウサリがゴール左45度付近でキープして、右足を振り抜き、相手GKの手を弾いてゴールへ吸い込まれた。

　この場面、サウジアラビアの実況席はクロスを入れた段階で絶叫。シュートが相手DFに当たっただけで「ノォーーーーー」と悲鳴にも似た雄叫びを上げたが、直後にアルダウサリのゴールが決まると、声にならない叫びを上げ、大興奮。選手たちが狂喜乱舞する様子を今にも泣き出しそうな声で伝え続け、完全に感情は壊れていた。VTRが流れても興奮は収まらず、1分以上にわたって絶叫し続けた。

　フォロワー103万人を誇るパキスタンの元クリケット選手、ムハンマド・ユスフ氏が自身のツイッターで「なんて素晴らしい実況、なんというゴール。サウジアラビアおめでとう」と動画を投稿。歓喜が伝わる“名実況”に「過去最高の実況」「元気になる」「これが全て」「この実況は違う」「鳥肌もんだ」「センセーショナル」「ワオ」と絶賛と興奮のコメントが海外から殺到し、話題を呼んでいた。