カタール―エクアドル戦の客席でゴミ拾いした日本人サポーターが話題に

　20日に行われたサッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）の開幕戦エクアドル―カタール戦で、観戦していた多くの日本人サポーターが試合後の客席でゴミ拾いしたことが話題に。ネット上で動画が拡散され、地元カタールのメディア関係者は「この素晴らしい日本人たちを見よ」と称賛し、一方でゴミを散乱させたサポーターに対しては「こんなに散らかした人は恥を知れ！」と憤慨した。

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　発端となったのは、バーレーンのYouTuberという男性がTikTokに投稿した動画。試合後、すでに多くのサポーターが後にした客席で日本のユニホームを着たサポーターがビニール袋を持ち、足元に散らばったボトルなどのゴミを集めていく。それも1人、2人ではなく、あらゆる場所で多くのサポーターが行っている。カメラを回すYouTuberの男性は、信じられないといったリアクションで驚きの声を上げた。

　これをカタール地元メディアが「ザ・ペニンシュラ・カタール」は「日本のファンがアルバイト・スタジアムでゴミを拾う動画が話題に」と題して紹介。「開幕戦のカタール対エクアドルの終了後、多くの人がスタジアムを後にし、ごみを拾う人はほとんどいなかった」と状況を伝えた一方で「この動画は拡散され、日本人ファンに感謝する声や尊敬の気持ちがつづられたコメントが集まっている」と報じた。

　日本人サポーターのゴミ拾いといえば、大会ごとに話題になる伝統でもある。カタールメディア「アイ・ラブ・カタール」の創設者兼CEOのカリファ・アル・ハルーン氏は男性YouTuberの動画をツイッターで紹介し、「カタールW杯での素晴らしい日本人たちを見てください」と称賛。一方で「こんなに散らかした人は恥を知れ！」とゴミを散乱させた母国を含めた多くのサポーターたちに憤慨した。