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小学6年生に筋トレって必要? スポーツトレーナーが「OK/NG」を回答、その理由は

筋トレをするなら、憧れの選手のプレーを真似る方が能力はずっと伸びる

 通っているクラブ以外で自主的に練習をするならば、筋トレではなく、動作や技術の習得に時間に重点を置くといいでしょう。この年代は動作習得が得意なので、きっとグングン力をつけていきます。

 サッカー選手には、体は小さくても、技術や体力に長け、トップリーグで活躍する選手はたくさんいると思います。筋トレをする時間があるならば、お子さんが「自分と似ているな」と共感できるような選手、憧れとなる選手の映像を繰り返し見て、繰り返しプレーを真似するほうが、ずっと力が伸びます。

 ちなみに私自身の世代ですと、子供たちは皆、野球の王貞治選手(現・福岡ソフトバンクホークス球団会長)の一本足打法を真似していました。子供たちは当たり前にできましたが、いざ大人がやろうとすると案外できません。

 考えすぎず、見たままを素直に真似できる。子供時代だからこそ長けている力を伸ばしてあげたいですね。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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