【名珍場面2019】13歳リウ、鮮烈3A2発の“全米史上最年少V”に米衝撃「世界よ、気をつけろ」
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。今回は1月のフィギュアスケート全米選手権女子で史上最年少Vを飾った13歳(当時)アリサ・リウだ。長野五輪金メダリストのタラ・リピンスキーが作った14歳の記録を上回り、フィギュア界に大きなインパクトを与えた。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―1月に五輪女王リピンスキー超えの快挙
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。今回は1月のフィギュアスケート全米選手権女子で史上最年少Vを飾った13歳(当時)アリサ・リウだ。長野五輪金メダリストのタラ・リピンスキーが作った14歳の記録を上回り、フィギュア界に大きなインパクトを与えた。
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2005年生まれ。身長140センチの少女が、歴史的快挙をやってのけた。リウは冒頭の3回転アクセルからのコンビネーションを成功させるなど、武器の3回転アクセルを2本着氷。13歳とは思えない高難度の演技を披露した。キス・アンド・クライで143.62点が表示させると、口をあんぐりとさせ、驚きを抑え切れない様子。やがて嬉し涙がこぼれ、等身大の表情をのぞかせた。
リピンスキーが作った14歳を上回り、大会史上最年少女王となったリウ。ツイッター上では、米国に衝撃が走った。米フィギュア専門誌「IFSマガジン」は「13歳のアリサ・リウがたった今、全米選手権タイトルを獲得した。彼女はフリースケートでクリーンなトリプルアクセルを2本(1本はコンビネーションで)着氷した。未来がやってきた!」と絶賛した。
全米フィギュアスケート協会は「ヒストリー・オン・アイス。13歳にしてアリサ・リウが米史最年少女王に!」「アリサ・リウがやり遂げた」と速報。キス・アンド・クライで仰天し、口に手を当てて驚く可愛らしい姿を動画付きで紹介し、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」五輪版アカウントは「世界よ、気をつけろ。アリサ・リウがやってきた」とつづった。
AP通信によると、記録を抜かれたリピンスキーも「記録は破られるためにあるもの。彼女にそうしてもらってとても光栄です。なんて驚異的な才能でしょう」と絶賛した。その後、5月にはカナダのクリケット・クラブで羽生結弦(ANA)と対面したことも報じられ、話題を呼んだ。
14歳となった迎えた新シーズン、ジュニアグランプリ(GP)シリーズでは初戦で、1つのプログラムで4回転ジャンプと3回転アクセルを決める史上初の快挙を達成。ロシア勢の同シリーズ連勝を「20」で止めるなど、フィギュア界にその名を轟かせた。ジュニアGPファイナルこそ2位となったが、成長著しい金の卵の飛躍に今後も注目だ。
(THE ANSWER編集部)