村田諒太に「ラッキーパーソン」が来た 来日で過去全勝のアラム氏「私は彼のお守り」
ボクシングのトリプル世界戦(23日、神奈川・横浜アリーナ)の公式会見が21日、都内のホテルで行われた。WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)は同級8位スティーブン・バトラー(カナダ)と初防衛戦。プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが駆け付け、村田は「本当にラッキーパーソンが来てくれたので心強い」と歓迎した。
「12.23」村田諒太が初防衛戦「結果は神のみぞ知る」
ボクシングのトリプル世界戦(23日、神奈川・横浜アリーナ)の公式会見が21日、都内のホテルで行われた。WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)は同級8位スティーブン・バトラー(カナダ)と初防衛戦。プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが駆け付け、村田は「本当にラッキーパーソンが来てくれたので心強い」と歓迎した。
100人を超える報道陣や関係者が集まった会見。壇上でマイクを握った村田は「非常にいい練習を積んできたので、その練習内容をリングで出すだけ」と気合。6度目の世界戦へ「もう何もすることはない。しっかり休息をとって試合に備える。それだけだと思う。本当にいい調整ができているので自信を持ってリングに上がれる」と力を込めた。
トップランク社のボブ・アラムCEOも駆けつけた。会見に同席したアラム氏は「ムラタにとって、私が日本の試合を見届けることが大事」とコメントすると、冗談交じりにこう語った。
「ムラタは、私が来日しなかったエンダム1戦目は論争を引き起こし、結果は負けてしまった。だが、次に私が来日した時はエンダムに勝った。前回見たブラント戦も、私が見て勝った。私が来ることは彼にとってのお守り。しっかり見届けようと思ってきた。だから、今回も勝つだろうし、KO決着で完全勝利をしてくれると思う」
村田は世界初挑戦した17年7月のアッサン・エンダム(フランス)戦で不可解な判定結果で敗れた。同年10月の再戦で王座奪取。エンダム2戦目はアラム氏が見守っていた。さらに、今年7月に再戦したロブ・ブラント(米国)戦もアラム氏の前で2回TKO勝ち。来日したトップランク総帥の存在に、この日の村田は「本当にラッキーパーソンが来てくれたので心強く思っている」と喜んだ。