帰ってきた羽生結弦、「110.72点の衝撃」に海外メディア賛辞「Welcome back Yuzu!」
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、世界選手権代表選考を兼ねて行われ、男子ショートプログラム(SP)で4年ぶり出場となった羽生結弦(ANA)が110.72点で首位発進。非公認ながら、自身が持つ世界最高得点を0.19点上回った。海外メディアも「圧巻の演技に仕上げの3回転半を決め、大会をリード」と評価している。
非公認ながら自身の世界最高得点超え「圧巻の演技に仕上げの3回転半」
フィギュアスケートの全日本選手権は20日、世界選手権代表選考を兼ねて行われ、男子ショートプログラム(SP)で4年ぶり出場となった羽生結弦(ANA)が110.72点で首位発進。非公認ながら、自身が持つ世界最高得点を0.19点上回った。海外メディアも「圧巻の演技に仕上げの3回転半を決め、大会をリード」と評価している。
まさに圧巻だった。羽生はこれまで2本目に跳んでいたトリプルアクセルと、得点が1.1倍になる最後の3本目に跳んでいた4回転―3回転の連続トウループを入れ替え、出来栄え重視の構成に変更。ジャンプの合計基礎点は0.57点下がるが、それを補って余りある完璧な演技で110点超え。非公認ながら“世界新”の圧巻ぶりで代々木に詰めかけたファンを魅了した。
4年ぶりに全日本に帰ってきた羽生。国内選手権ながら五輪連覇王者の演技に海外メディアも反応した。IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」公式ツイッターは「Welcome back Yuzu!」と“全日本復帰”を歓迎し、公式サイトでもプログラム変更に触れながら「スコアは0.57点低くなったが、今日の見事な演技にはそれも関係なかった」と称賛した。
「25歳は『Otonal(秋によせて)』に乗った圧巻の演技に仕上げの3回転半を決め、最大のライバルであるウノに対し、5点のリードを奪った」と紹介し、日本の地から広がるインパクトを海外にも届けていた。果たして、22日に行われるフリーではどんな結末を迎えるのか。進化を止めない絶対王者の演技に期待がかかる。
(THE ANSWER編集部)